4話-3
-同日-PM7:48、廃ビル付近
俺は集合ポイントに着いた
「藍坂さん!?何で貴方が…」
『何だ、部長から聞いてないのか?』
「…どう言う事かな?」
『リィファだけじゃなくレイブンも…
と言う事はリリィやエンドも聞いて無い…な?』
「う、うん」
「…ああ」
『やれやれ…部長め…
…簡単な事だ千歌の代わりに俺が戦う、それだけだ』
「…待ってくれ」
『何だ?エンド?』
「…アンタは"アダム"なんだろ?
…アンタを簡単に戦場に出して良いのか?」
『…大丈夫だ
…とは言い切れないが、千歌を戦わせるよりは良いはずだ』
「戦闘能力はそうだろう
だが、立場上面倒な事になる」
『…それは、俺が天神…"世界の管理者"と接触している事自体がそうだ』
「なに…?」
-〜♪-
トッカータとフーガ…部長からだ
『話はここまでだ、後は…部長にでも後から聞いてくれ』
「……く
わかった」
-ピッ-
全員の携帯電話に部長からの通信が入る
-「みんなちゃんと揃ってるかしら?」-
「こちら、レイブン
総員揃っています
…が」
-「ああ、由月君の事ね
彼にはそのまま作戦に参加してもらうわ
詳しい事はまた後で」-
「了解しました」
-「ああ…それと…」-
「?」
-「以降は由月君が現場で指揮をとって貰うわ」-