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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
29/211

4話-1

-同日-PM2:18、"世界の管理者"本部(病棟)





『千歌!』


「あ…藍坂先輩…」


『…聞いたぞ

どうして前線なんか…』


「……」


『…いったはずだ

お前はまだ戦闘出来る程…』


「…それでも」


『…え?』


「…何もしないで、見てるだけなんて嫌だった!!

私だって…」


-バシンッ!-


「−−!!」


…俺は彼女を平手打ちしていた


『何かしないといけないのかよ…』


「え…?」


『…別に何もしなくたっていいだろ!

戦いなんか…特にさぁ!!

…普通に飯食って、普通に寝て、起きて…

普通に勉強して、普通に遊んで…

それでいいじゃないか…

別に君には…ただ力があるってだけで…

何も責任なんて無くて…』



「…違う!」


-バシンッ!-


『…ッ!』


今度は俺が殴られた



「私が…私が無力だったから…

"前の世界"じゃあんな事になった…!

もし…あの時、私に力があれば…」


『…人一人の力で…どうにかなるかよ…』


「人じゃない!

私は…天神、世界の管理者だ!!」



(それ自体が…天神と言う存在自体が…おこがましい事なんだよ…)



『そうだとしても…

…俺の…

我が儘かも知れないけど…

君には…

俺の大切な人達には…

…戦ってなんて欲しくなかったよ…』

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