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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
28/211

3話-9


「……」


『…チッ、千歌は何処にいる?』


「…天神の技術ならこの程度の負傷一日で治せるわよ?」


『…そうやってすぐに前線で使う気か?』


「……」


『…いいよ、もう…』


「え?」


『俺が千歌の代わりに戦う、"彼女達"の警護は千歌がやればいい』


「…でも」


『…外から見守るぐらいでいい

そう簡単に見つかりやしない』


「…わかったわ」


『今夜の集合場所は?』


「後でメール送るわ」


『後で?』


「…千歌ちゃんは本部のほうにいるわ」


『……!!

…わかった』


「ごめんなさいね」


『…もう、いい

それがアンタの"役目"なんだろうし…』


-ピッ-



「ゆづ兄ぃ何処か行くの?」


「ゆづ兄ぃ何処行くの?」


『ちょっと……な』










第3話 アダム

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