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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
27/211

3話-8

「ゆづ兄ぃ!」


「ゆづ兄ぃ〜」


『ちょっと待…』


と、その時


-〜♪-


『!!』


「電話?」


「あれ?この曲…」


『はい!もしもし!』



…トッカータとフーガ


この曲が流れた時は天神…主にマリアからだ


「…由月君…報告があるわ」


『…報告?』


「千歌ちゃんが『反逆の使徒』との交戦で負傷したわ」


『なっ…?!負傷って?!』


「…複雑骨折ね」


『そんな事を聞いてるんじゃない!!

…何でそんな事になった?』


「…実戦では当たり前よ」


『フザケるな!!

あの娘はまだ見習いだぞ!!

まともに戦えない…!

なのに何故……!!』


「…反逆の使徒への離反者が出て人員も手薄なの」


『だから使ったって?!』


「…本人の意思よ」


『…意思があっても止める事は出来たはずだろ?

もし、死んでたらどうするんだ!』


「…そうね、貴方の言う通り…ね」


『…ズルイよアンタは

そうやって、被害者ヅラして!

「仕方なくしました」って!

いやらしくアピールして!!』


「…そうね」


『…そういうところもだよ…!!』


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