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3話-5
『…ったく
何で俺の男の知り合いは変態ばっかなんだよ…』
「何言ってるのさ、由月君?」
『え?』
「そんなの君がMr.ハーレムだからじゃないか」
『…………はぁあ?!』
「結構有名だよ〜?
兄妹は可愛い娘ばっか」
『…義妹、義姉に手を出せと?』
「部活はあの部長とあの後輩」
『……"あの"部長…ねぇ…』
「可愛い娘ばっかじゃないか!」
『…隣の芝は青く見えるモンだ』
そう言って俺は教室を出た
「あ…ちょ…由月君!」
-バタンッ-
…廊下
『…あいつらと居ると疲れる…』
「…藍坂先輩」
『ん、千歌…』
「今日、お昼に時間を…」
『…「部活」の事か?』
「はい…」
『…ああ、わかった…』