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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
203/211

『来る事は無い昨日を想う』11-1

こういうのを顔から火が出る、と言うのだろうか?


「ほら、二人共

俯かない」


『ぐッ…!』


俺は開き直って笑ってみた


しかし、それは引き攣った微妙な笑みで


後から聞いた話ではシンデレラなのに凛々しかったと言われた


一方、海月は俺の首に回していないほうの手を振っていた


頬が紅潮していた


そして、その時


彼女の足がプルプルと震えていた











-同日-PM4:28


なんとか、行進が終わり

俺はすぐさま着替えようと部室に向かおうとしたが、


部長に呼び止められた


「待ちなさい

体育館で、優秀賞の発表があるわよ」


『…優秀賞?

なんの?』


「行進に決まってるでしょう?」


『わかった

じゃあ、着替えてから…』


「何言ってるの?

そんな訳無いでしょう?

ほら、野球部もユニフォーム着たままでしょう?」


『………』


「かえって浮くわよ?

ほら、行くわよ」


『………了解』


…終わったのに、海月の顔色が優れないのは


まだ、この状態じゃないといけないからだと思っていた


…その時は

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