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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
202/211

『来る事は無い昨日を想う』10-5

『嫌な予感しかしないんだが…』


「別にたいしたことじゃないわ

…青海君をお姫様抱っこしてあげて

海月ちゃん」


「え…」


『な…何言って…!!』


「だって、王子様がお姫様抱っこするのは当然でしょ?」


『…当然…なのか?』


「で、でも部長…ボクが雨月を抱えられるかどうか…」


『…ああ、当然そうなるな』


「…うーん

じゃあ仕方ないわね

…青海君

あなたが抱えて」



(……そうくるか)








結局、仕方ないので俺が抱える事になった



『よっ…と』


「だ、大丈夫…?

雨月、重くない?」


『…大丈夫だ

手を肩に回して落ちないように』


「う、うん」


海月は右手で俺の左肩を掴んだ



ふと、周囲に気を配ってみると


黄色い歓声らしきものが聞こえた


男女共に俺達を注目していた


そして、その理由が俺達の容姿に対する憧れに近いものだと気付いたのは


『能力』を使ってからだった










第10話 王子様でお姫様で

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