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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
200/211

『来る事は無い昨日を想う』10-3

…………


………








……?







世界が元に戻らない…



俺が首を傾げた

その時、崩壊したはずの"奴"の残骸が収束し


その姿を形成した



『…ぬかったか』


だが、それならもう一度斬ってみるだけだ


俺が三度、剣に手をかけようとしたその時


"奴"はその姿を現した



『−−−−ッ!?』



どこかで見た事がある姿だった



(……いつ?どこで?

…ずっと昔

…子供の頃

朝に…

…顔を洗う…時


…洗面所の





…鏡の中で)




そう、




ソレは




"奴"は




幼少の頃の俺の姿をしていた




(−−−ッ!!)


不愉快だった


とても





だから、俺はその姿を掻き消そうと



剣を強く握り



深く



速く



踏み込んだ





だが、"俺"の姿をした"奴"は


軽く跳躍し



剣は"俺"の下の空を切った




だが、構わない


(それなら、次のエモノを使うだけだ!)



俺の左手が右の腰に延びる


『ミナ……』


その瞬間



世界は元の姿へと引き戻された

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