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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
20/211

3話-1

-4月27日-AM6:37


…自室




俺は携帯でマリアと連絡をとっていた



『…あれから一週間…何がわかったんだ?』


「残念だけど、そう簡単に尻尾を掴めないわ」


『なんだよ、それ

どんな微弱でも、天神としての力を持ってる存在全員に思念波を送る様な奴らだぞ?

それだけの規模があるのに…』


「どんなに規模があっても…あしどりの一つでも捕まえないと、どうしようも無いのよ

…彼らのやり方…一週間前に見たでしょ?」


『………』


「…とりあえず、貴方には自分の家族の事、心配しときなさい」


『…ああ』


「…特に"彼女達"は…」


『……』


「…とりあえず

貴方じゃないと任せられない時以外は貴方とは情報交換ぐらいね


貴方は…貴方の家族…特に"彼女達"の護衛、ね」


『わかった…』


「…納得してない?」


『…別に…』


「……知恵の実を食べたのはイヴだったわね?」


『え?…ああ…』


「でも、楽園から追放されたのは…"アダムと"イヴ…

…そういう事よ」


『…別にその事を納得してない訳じゃない』


「…そう」


『じゃあな、切るぞ』



-ピッ-






『……







…アダムとイヴ、か…』

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