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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
198/211

『来る事は無い昨日を想う』10-1

-同日-??、??





……ナンダ?



こノ感覚…



………



…"奴ラ"、カ…











俺が見ている世界は静止し


その色彩を失い


モノクロで


なおかつ


光が世界の外側にあって


世界の全てが影に包まれているかのようだった



俺の瞳がこの世界を捉えられるのだから


多分、『この世界』は


俺の右眼が見ている世界なのだろう


だから、左眼の視界は無い


『世界』が人々の『世界』をのみこみ影によって支配され


皆が生きる『世界』が静止し


"奴ら"の存在する『世界』にした


詳しい事は俺にもわからない


でも、元の世界に戻す事が出来るのは多分


俺だけなのだろう


瞳が世界を認識しても身体は静止したまま


だが…



俺の右腕は違う


-ググ…ガッ!-


世界の静止を振り切り


右腕が活動を開始する


そして、右の掌が左の腰の"何も無い場所"に当たる



-チリン…-


鈴の音が鳴った


それが合図だった


『…名無!』

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