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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
190/211

『来る事は無い昨日を想う』8-3

-同日-PM0:18、部室



部室に着くと

緊張の糸が完全に解れ


誰からともなく歓喜の中で抱き合った


俺も浮いた気持ちのまま輪の中で抱き合っていた

ふと我にかえると俺の腕は海月を抱いていた



「青海君」



俺は部長が話しかけてきたのを好機に海月を放した


『部長』


「どうだった?演劇」


『何ていうか…感激…感動しました』


「だったら、雨月

助っ人って事だけど正式に入部しない?」


『そうだな…それも悪くない』


「じゃ、決まり!

いいよね?」


『…ああ』


「じゃあ、改めて歓迎するわ

青海 雨月君」


『…改めてよろしく』


「じゃあ、明日もよろしくね」


『明日?演劇は今日だけじゃなかったっけ?』


「明日は行進があるんだよ、部活の、ね」


『へぇ』


「一応、衣装着てする事になってるけど…雨月の分はどうなってるのかな?」


「私がちゃんと用意するから大丈夫よ」


『ん…そうか』


…この時、俺達は気づいていなかった


部長の目が妖しく光っていたことに

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