2話-8
『さて、コイツを連れ帰ればいいん…』
と、その時
-我らは世界をあるべき姿に戻す者なり!-
『ッ!!』
(何だ心に突然…)
-我らはこの有るべきでは無い世界、
『創世者』によって人為的に作り替えられた世界を認めぬ!-
「藍坂先輩…これって…」
『わからない…』
-よって、我らはこの世界を消し去る事、
そして以前の世界を呼び戻す事をここに宣言する!-
『なん…だと…?』
「…この世界を…消す…」
-"世界の管理者"よ
我らを反逆者と呼びたければ呼ぶがいい!
そう、我らは…
『反逆の使徒』!!
そして…世界を有るべき姿に戻す者なり!
-
『…そんな事してどうするつもりだよ…!!』
「……」
-我らの邪魔をすると言うのなら、
"世界の管理者"に我らは宣戦を布告する!
今、一度言おう!
我らは…
『反逆の使徒』なり!-
『…何をおっぱじめる気だ…!!』
「…反逆の…使徒…」
すると男が急に笑いだした
「ふ、ふはははは!」
『…!
気がついたのか
だが、無駄な抵抗は…』
男は拳銃を精製した
『…やる気かよ!』
だが、男が銃口を向けたのは自らの頭だった
『お、おい!何をする気だ!』
「!!!」
「…我らは…反逆の使徒…
世界を有るべき姿へと戻す…者なり…!!」
-バンッ!!-
「あ、あ…いやぁぁぁぁぁぁ!!」
『…っ………反逆の…使徒……
ベタな名前…しやがって…』
第2話 反逆の使徒