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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
188/211

『来る事は無い昨日を想う』8-1

-11月1日-AM10:58,体育館



…文化祭初日…


もうすぐ、11時


俺の初めての舞台だ


人並みに緊張はしている


今日やる演劇は


『サイレント・ナイト』

と言って


部長が脚本したオリジナル作品だ


内容を簡単に説明すると


とある田舎の村で起きた殺人事件の話で


犯人の殺人の動機の一端が主人公にあり、


その事実に主人公が立ち向かう話だ


俺は主人公の弟役で

海月は俺の双子の妹役


ちなみに主人公は黒鐘

犯人役は橙坂の一年生コンビが演じる


大事な役に一年生に抜擢したのは他でもない部長で


これからの事を考えると一年生に経験を積ませる意味で

との事だ


大胆なキャスティングだと思ったが


俺の事を考えるとあの部長ならありうると思った


…一つ、この内容を文化祭でやるのは相応しいかどうかという懸念はあったが


どうやら部長が上手く丸め込んだようだ


「雨月、出番だよ」


海月の呼びかけに俺は答えた


『ああ、海月』

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