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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
183/211

『来る事は無い昨日を想う』7-1

「で、でも…それじゃあ…」


『…誤解を招く言い方になるかも知れないが…日常茶飯事なんだ』


「え?」


『……危険人物なんだよ、俺は

…多分』


「そ、そんな事…」


「青海さん、それは…」



(少し…お喋りが過ぎたかも知れない…)


俺は眼を隠すように少し俯きながら言った


『……いや……忘れてくれ

……でも、心には留めてくれ…』


カップを取ると既にほぼ空に近い状態だった


俺は底に溜まっていた僅かな滴を啜った


ぬるかった


「青海さん…貴方はどうしてそんな風に…」


『いや、すまない

…悪かったよ』


「…うづ君は悪くないです」


『む……そうか…』


(…やっぱり…誘いを受けるべきではなかったのかも知れない…)


嫌な空気になったと感じた


「……似てる…」


沙那が呟くように言った


『え…?』


「あ…いえ…こちらの話です」


『……そう…か』


「…でも…青海さん

どうして貴方は…そういう風に…」


『…人を近づけだからない…とか?』


「…はい」


『…性分だから…悪いな』

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