表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
181/211

『来る事は無い昨日を想う』6-7

そのまま、なし崩し的に沙恵の希望通りに事は進んだ


俺はコーヒーを


沙那は紅茶を


沙恵はココアを注文した


全員、らしいと言えばらしい注文だった


ちなみに全員ホットだ


注文が来るまでの間


なんとも言えない空気が流れた


楽しいと言う訳じゃないのだが、気まずい訳でもなかった


沙恵だけが、ニコニコしてて


沙那は未だに状況が把握出来ず


少し、戸惑っていた


俺はと言うと


この場で、本を開く訳にもいかず


携帯に保存されているワルキューレを聞く訳にもいかず


ただ、口元…鼻の下まで上げていたマフラーを顎の下まで下ろし


コーヒーが来るのを待つ事にした



しばらくして、全員の注文がウェイトレスに運ばれて来た


…何故かそのウェイトレスが沙恵と同じか年下の少女に見えたのは深く追求しない事にした



『ん…美味い…』


「ここは何でも美味しいんだよ

うづ君」


『そうみたいだ…』


「…えっと…ところで

そろそろ教えてくれませんか?

青海さんと沙恵が何故知り合いなんですか?」


『ん…

それは…なんて言うか…』


「…うづ君が私の事助けてくれたのです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ