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2話-7
『どうした?来ないのか?』
「…どうやらナメてるのは貴様の方だな…逝ね!」
目の前の男は自らの身長の三分の二はある巨大な剣を"精製"した
『…羽根は出さないのか?
力、解放出来んだろ?』
「貴様如きに!」
男はそのまま俺に切り掛かった
-ザグシュッ!-
俺はその巨大な剣になすすべなく真っ二つになった
…かの様に男は"感じた"
『…何処を見ている?』
「!??」
俺は男と背中合わせで立っていた
「貴様…一体何を…!?」
『説明しないとわからないのか?』
そういうと俺は掃除用に置かれたのであろうほうきに手をかけた
次の瞬間ほうきは剣に変化していた
「ッ!?」
『…本気で来たほうがいいぞ?』
「…くっ
おぉぉぉぉッ!!」
男は背中から羽根を出し
俺に空中から突っ込んでくる
俺は手にした剣を…
…振った
-カキッン…-
「!!」
男の剣は折れ…
…いや、切れて転がっていった
男は今の出来事を理解出来ず硬直した
俺は構わずそのまま右足で後ろ回し蹴りをした
-バギィッ-
-ガシャァン!-
-…ドサッ-
男はさくにぶちあたり…そのまま気を失った