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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
173/211

『来る事は無い昨日を想う』5-6

-同日-PM8:03、自室



ソレはいつの間にかずっと付き纏うように…


…いや、違うな


"奴は俺"であるのだから…


俺の視界の何処かに潜む…


もう一人の俺


俺にしか見えない


けど、確実に存在する


俺の能力と…関係は…


恐らく無いだろうが…


俺に語りかけてくる


その容姿は


俺なのだから俺に酷似する


ただ、唯一


髪色だけが微妙に違う


俺のダークブルーと


海月のスカイブルーの間をとったような


極めて蒼に近い青



奴は薄ら笑いを浮かべながら俺に話しかけてくる


俺が望む、望まないに関わらず



-「意外…だって?

何を言ってる

むしろ、当たり前だろ」-


『何がだよ』


-「…そうやって、わからない演技をする」-


『ッ』


-「解るだろう…?

本当は…」-


『なんの…事だよ』


奴が呆れたようにため息をつく


-「そうやって、演技をしてるのさ

今だって」-


『馬鹿な事を言うな』


-「馬鹿な事か?

真実だと思うがな」-


『何が…何処がだよ…ッ…!!』

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