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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
163/211

『来る事は無い昨日を想う』4-3

-ぐきゅるるる〜-


『…………』


「…あ…え…えっと…」


瑠月が顔を真っ赤にした


『…えっと…やっぱり…食べる?』


「…あの…その…なんて言うか…今日…お昼食べないで来たから…えっと…」


『…食べる?』


「………はい」


瑠月は赤面したまま顔を伏せた




俺が弁当を手渡そうとすると瑠月は道具類を片付けようとした


「…この時間から食べたら

今日は描けませんね、昼は…」


俺は一考して


『…ふむ、そうか

なら……』


弁当の中の卵焼きを箸で掴み


瑠月の口の前に持ってきた


『…こうすれば良いんじゃないか?』


「へ……え…えぇっ?!」


『ほら、あーん』


「あ…あーん…」


-パクッ…もぐもぐ…-


『こうしたら、描きながらでも、食べれるだろう?』


「う…あ…はい…」


瑠月は赤面したまま半分、硬直していた


『うん、じゃあ、次は…』


「…あれ?」


『ん?』


「この卵焼き美味しい…それに…甘い?」


『…そうか』


「誰が…作ったんです?」


『俺』

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