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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
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『来る事は無い昨日を想う』3-6

神白 惟が差し出したのは十字架のネックレスに見えた


しかし、よく見るとネックレスにしては少し短い


「私が作った…お守りです

…貴方は何か…邪なものに取り付かれてるみたいですから…」


『っ…!』


蒼眼で見た十字架からは力を感じた


(この娘は一体…ただのシスターがこんな物を…?

それに…俺の事を…)


『…有り難く受け取らせてもらいます』


俺は右の手首に十字架のチェーンの部分を二重になるように巻いた


ちょうど、掌の真ん中に小さな十字架が当たった


『…それでは、さようなら』


「さようなら

…また逢う日を願ってます」


『………』


俺はそのまま振り向いて歩き出した



……神白 惟は…あの子に似ていた


まるで、生き写しのように


…青海 舞-オウミ マイ-



死んだ俺の妹に…似ていた












第3話 1stDAY(後編)

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