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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
153/211

『来る事は無い昨日を想う』2-4

-同日-PM0:48、某所



-??視点-



その日も私はお昼ご飯を簡単に済ませてすぐにあの場所に向かった


桜の木の傍のベンチに


桜だから、万年桜でも無い限り


今の季節は花どころか


枯れている


もちろん、その場所もそうだった


でも、私はその場所が何故か気になって


だから、その場所の画を


描こうと、思ったんだ



だから、私は今日もその場所に向かった


今日だけじゃなく昨日も


多分、明日も


放課後だけじゃ足りないから


今みたいに昼休みだって使って



幸い、街自体が学園の中だから


授業が始まるまでに戻ってくれば何処に行ってもいい


だから、ギリギリまでこの場所で画を描くのが


私の日課だった



…でも、今日は少し違った


先客が居たのだ



『…………』



私は言葉が出なかった


ベンチに座って居たのは明らかに男性…


ウチの学校の男子生徒だった


なのに、私が彼と彼を取り巻く風景を見た瞬間


私が抱いた感情は"憧れ"だった


私が抱いた感想は…


"美しい"だった

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