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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
143/211

『来る事は無い昨日を想う』1-1

-同日-PM5:34、車内



窓から見える町並みは十年前とあまり変わってないように見えた


この街…鈴廻守-リンネモリ-と言う街は特殊な街だった


鈴廻守学園と言う…"学校の中に街"があるのだ



…ある国では


街を守るために


城の中に街がある


と言う城があった


それを知った先々代の学園長は


そういう学園を作ろうと思いいたったそうだ


理由はよくわからないが


それで、学園の中に街がある


学園…街の規模は学園の端から端まで電車で一駅と


街にしては小規模だが、学校としては巨大と言えよう


まぁ…


学園は小中高に大学まである


街一つの中に学校が四つあるのだと考えたらそれはそれで窮屈かも知れない



…そんな一風変わった街に俺、青海 雨月-オウミ ウヅキ-は家庭の事情でやって来た


それもこれも行き場を失った俺と


現学園長である

藍坂 夏月-アイサカ ナツキ-が

親戚であった事が関係している


だから、こんな時期でありながら、俺は


明日にでも、鈴廻守学園高等部の二年に転入する事になっていた

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