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20話-1
「…ふ…ふはは…
きっ…貴様にはお似合いな…凶々しい姿だな…」
『…その言葉
そっくりそのまま返させてもらう』
「…フン」
シルヴァが槍を構える
『…シルヴァ…
教えてやる…お前の考え……そのものが間違いだと言う事を』
俺は杖のような
持つ場所が曲がりくねった棒状の物を精製した
「何だと…?」
『……だが、その前に一つ聞いておこう
…お前はどうやって…世界を以前の世界にするんだ?』
「貴様に話すつもりなどない」
『…何をいまさら…
話したところでどうなる訳でもないのに』
「…な…に…?」
『世界の崩壊はもう止められない
俺が勝とうとお前が勝とうとな』
「…ならば…貴様は何故……」
『…また…次の世界が有るのなら…
お前のような存在は…いてはならない…
再び…世界は早過ぎる破滅を迎える…』
「だから…私が以前の世界を……」
『…どうやってだ?』
「ぐ……
いいだろう…
イヴの…創成者の力を手に入れ
この世界を元に作り直す
この場所に居る者は…イヴの力を奪い取る事が出来るよう設定した
貴様さえ倒せば…私は…神となる」




