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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
126/211

19話-3

『関係…あるか…ッ!

お前を…倒して…イヴも…』


「子供の言い分だな」


-ヒュンッ-


-バキッ…ザグッ-



『がっ…』


シルヴァの槍は剣を折り


俺を貫いた



「意気込みだけでは

私に勝つ事など出来ん」


『…ぐ…』



(クソッ…武器が…

何か…精製を…)


-ズグッ-


『ぐぁッ!』


「この空間は私が支配した

質量の動きが手に取るように解る

……この場所に踏み込んだ時点で…貴様の敗北は決まっていた」


『……なんだよ…それ…』


(それじゃあ…この…状態じゃ…何も出来ないじゃないか…)


「お前も送ってやろう…無へとな…」



(…無……だと…

…無……それは…永遠の…闇………

………闇?

……それだ…!!)


『………』


「…さらばだ」


『…精製!』


「!?」


『はぁっ!』


-ズシュッ-


「何!?」


シルヴァの腕には黒い何かの固まりが刺さっていた


『…出来た…』


「馬鹿な…物質を…形ある物を動かさずに…」


『……実体の無いものを

捉えただけさ…闇とかな』

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