表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
120/211

18話-2

-10月20日-PM10:58(時の加速による実際の日付、時刻)



闇の中を少年は駆けていた


闇と同じ色をした服、


ニット帽、


手袋…


そして、蒼い髪を揺らしながら…



少年はドアに手をかけた


髪と同じ色をした右目が決意の眼差しを醸し出す


『…TIMELIMITまで一時間と言ったところか…

…あの日から半年…

決着をつけなければならないな…


…色んな事から…』






(……そう、後一時間

一時間で…世界が崩壊する

反逆の使徒決起から半年…

こんな事になるなんて…


俺の力が…足りないばかりに)




-そんな事無い-


『ッ!?』


誰かの声が聞こえた気がした


その時だった


自分の胸に何かの鎖のような物が見えたのが


『これは…?!』


その鎖はやがて枝別れして魂の破片のような物を複数繋ぎとめていた


(…瑠名…沙夜…姉貴…マリアに千歌…エンドにリィファ…それにリリィにレイブン…?

…信太や礼也まで……みんな…

…想いは共にあると言う事か…)


『フッ……力を…いや

想いを貸してくれ

みんな…そして、奴を…シルヴァを討つ!』


彼の瞳が…『両目』が蒼く光る


(……そして、イヴ

今…逢いにいくぞ…!)



そう言うと少年はドアを開けた


…闇夜に有る月だけが少年を見守っていた…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ