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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
117/211

17話-7

『千歌ちゃんっ!』


「あ…」


マリアは千歌を庇うように光に背を向け


千歌に抱き着いた






光が二人の身体にたたき付けられた













(……ごめん

由月君……私は…ここまでみたい

……貴方に……世界を託す事になってしまった…

世界を…私達の意志を……お願い

…藍坂……由月……)














-千歌視点-




『う……く……部長…?』



マリアは千歌に抱き着くようになったまま


動かない


前髪に隠れて眼は見えない


額から一筋、血が流れた


『部長……部長!

マリアさんッ!』


呼びかけても無駄だと言う事は分かっていた


真実を見る瞳を千歌は持っていたのだから


けど、どうしても信じられなかった



「最後の命を使って貴様を守ったか

案外、いい上官だったのだろう」


『シル…ヴァ…!』


「…だが、無駄な事だ」


シルヴァは指で再び円を描く


千歌はその瞳でシルヴァはどんな力を使ったのか知っていた


たいていの物には元の状態に戻ろうとする力が働く


意図的に空間を歪める事で


その力…反発力を発生させ


シルヴァの力により半物理的な


光の衝撃波に変換し打ち出したのだ


空間を正すほどの力だ


僅かな空間であったとしてもそれは多大な威力になった

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