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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
114/211

17話-4

『…チカ…?』


「…なに…?

貴様は……」


「……恐らくは

世界を……以前の世界にするために

惟ちゃんと舞ちゃん…

…イヴ…創世者が必要だった

でも、自分達の思い通りにするために何かを行う必要があった

…そして、その為に時間が必要だった

……でも、世界の管理者に邪魔をされたら……

……だから、時間…時を操る能力を手に入れた

多大な人員の損失を払ってでもね」


『…だから

数が少なかった……』


「貴様は…一体…」


「私は黄野千歌

前の世界でも…この世界でも親友を守れなかった…

そして、大切な人に背を向けてでもこの戦場に来た…


…ただの役立たずの天神見習い」


「馬鹿な…それだけの存在が……」



「私は…前の世界から…由月と瑠名…二人の干渉を受けて来たの

……そして、その結果

能力を手に入れた

…それが、この

真実を見る瞳……」


「藍坂家の血筋でも無い者が……馬鹿な…」


「そういうお前は…

やっぱり藍坂家の血筋なのね?

シルヴァ……銀宮陽一…

…お前の前の世界の名前聞かせてもらえる?」



「……藍坂…陽炎-ヨウエン-」

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