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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
108/211

16話-4

「………」


『……リリィ…?』


「……前の世界のほうが…幸せだった」


『………』


「……お母さんもお父さんも居て…

……ただ、世界を管理する…

戦う必要なんて…滅多になかった…」


『…反逆の使徒が居るから

戦う必要があったんじゃないのか…?』


「この世界が無ければそんな必要もなかった!」


『!?

なんだ…それ…矛盾してないか…?』


「……私は…前の世界が好きだった…それは変わらない」


『…………俺は前の世界が嫌いだった

親父はお袋を殴る事と

酒に溺れる事しかしなかった

お袋はお袋で

俺を親父の暴力の盾にする事しかしないで

親父が死んだら

用済みだと捨てたも同然の扱いだった』


「……エンド…?」


『…その時、俺は小学生に入ったばかり…

天神の力に目覚めなきゃどうなっていたか…』


「っ……」


『……この世界は違った

……お前に…逢えた』


「!!」


『…俺がこの世界の為に戦う理由はそれだけだ

…リリィ……お前は違うのか…?』


「……確かに…エンドに逢えたのは……

……でも、私は…

反逆の使徒だから!」


『…なら、お前がどんなに否定しても

…どんなに嫌っても

俺はこの世界のために戦う!

お前を…倒してでも!』


エンドはリリィに飛び掛かった

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