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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
104/211

15話-6

「ぐ…」


『く…』


レイブンは床にたたき付けられた衝撃で痺れていた


リィファは力が限界に近く

すぐには動けなかった


『…レイ…ブン…』


「なんだ…リィファ…」


『貴方の言う…力の真理で…私は…私達は…こんな事しなくちゃ…ならなかったの…?』


「何を…いまさら…

そのために僕は…君に銃口を向けた」


『…だとしたら…やっぱり…間違ってるんだよ…レイブン…

私は……そんな事…したくなかった…のに…』


「嘘を…つくな…なら、君は何故この場所にいる…?」


『…私は…レイブンの事…もっと…知りたかったから……だから…』


「そうか…なら!」


-ドッ-


『うぅっ…』


レイブンはリィファを蹴り飛ばした


「これで…満足だろ?

僕は…そういう人間なんだ」


『…レイブン』


「決着をつけようじゃないか…後一撃ぐらい…やれるだろ…?」


そういうとレイブンは自らの両手に光を収束させた


『レイブン…私は…』


「…来いよ…

僕が選んだ道だ…それを否定するなら…真正面から打ち砕く…!」


『…レイブンの……

分からず屋ぁあッ!』


リィファは右手に光を収束させてレイブンに向かって飛び込んだ


「…それは…こちらの台詞だッ!」


レイブンが放った光がリィファを貫く


しかし、リィファは命散る刹那、レイブンに向けて腕を振り下ろした


そして、レイブンを貫いた


「相打ち…か…リィ…ファ……」


『……本当にさよならになっちゃ…ったね…レイ…ブン……』



二人の天神は寄り添うようにして


この世界から消えた








第15話 届かぬ想い、消え行く命

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