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来てしまった今日と共に  作者: 結城コウ
102/211

15話-4

その瞬間


リィファは


光に貫かれるビジョンが見えた


それは死



一つの結末


……だが、


そのビジョンを見た彼女は恐怖しなかった


逆に恐怖はなかった


死んだ気になった事により


彼女は一切の恐れ…恐怖を断ち切っていた


リィファは弾道を見切った


『はぁッ!!』


-シュパンッ-


「ッ!!」



リィファは一瞬、闘気のようなものを発すると


光をランサーで断ち切っていた



「…何……だと…?」


『何よそれ…

ワケわかんない!

そんなものの為に…』


リィファは片手でランサーの突くための刃を持った


「何ぃ…?

そうか…貴様には理解出来ないか…

絶対的な力…その真意を」


レイブンは左手を拳銃ごと額に押し当てた


『そんなもの…理解する気なんてないッ!』


リィファは片手でランサーを持ち直し


レイブンに向かった


「…絶対的な力…

それに僕は魅了された!

リィファ…それをわからない君は…」


レイブンの銃に再び光が蓄積される


「…死ねッ!」


銃口をリィファに向ける



『はぁあああああッ!!』


「うぉおおおおおッ!!」



その瞬間


二つの閃光が交差した

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