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榊原家の日常茶飯事  作者: トマトは唐柿
8/9

ウサギ

「あ。優希、櫂、先帰るな」


鞄の中に財布があるのを確認してから席をたつ。


「ん?あー、買い出し?」


「あぁ。ちょっとたまご買いたい」


「俺もいくー」


櫂が眠たげな目でいうのをなんとなく見ながら断る。


「やだよ。お前らすぐ菓子かごにいれるじゃん」


「ケチくせーなあ」


「倖はケチだな」


「家計簿に影響するからな」


妹にライ○してから教室を出る。


「待てって。駅まで一緒だろ」


「家計簿とか本当に倖は、女子力高いなあ

むしろお母さん顔負けなんじゃない?」


「櫂、馬鹿にしてる?」


三人で喋りながら歩いているとバス停の横に

変態がいた。


(((...ウサギがいる)))


ウサギの被り物をした男子校の制服を着た変態を

三人でスルーしながら早足で立ち去る。


「なに今の?」


「「ウサギ」」


「いや、そうじゃなくて」


「「変態」」


「いや、そう、だろうけど」


いじめとかだったらどうしよう。

そう思ったらなんだか罪悪感でいっぱいになった。




(ちょっと見てくる)


(ぇ!マジで?)


(まぁ...変態ならお巡りさんに通報しよう)


(えぇ...マジかよ)


(倖は、お人好しだからね)


(いや、それはないけど)


((え?自覚ないの?))


(え?)

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