お弁当
俺の朝は早い。
何故なら六人分のご飯を作っているからだ。
朝御飯とお昼のお弁当を作りながらニヤニヤする。
姉は、ヘルシーな野菜中心のお弁当。
ささみや鶏むね肉なんかのヘルシーなお肉を使ったり、キャベツや豆腐を使った揚げ物なんかもいれる。
塩麹のきいた鶏むね肉ともやしの炒めものは中々の出来だ。
お米は皆、八穀米です。
兄は、部活でバスケをやっているから基本多め。
そんでもってバランスのとれたお弁当にする。
唐揚げとコーンとキャベツ。
エビチリとレタスとミニトマト。
胡麻とほうれん草とホタテとツナの和え物。
姉と同じ塩麹のきいた(ryもいれる。
後は、八穀米を詰めて余った場所に卵焼きとかみかんとかいれる。
妹は、食が細いから小さめのお弁当。
八穀米に卵焼きに塩麹(ryに唐揚げにミニトマトにハムとチーズのウサギとくまをいれて完成。
あと、みかんと昨日作った小さめのべっこうあめもいれる。
親父は、兄さんと同じ。
母さんは、姉さんと同じ。
俺は、余ったものを適当につめる。
今日の朝御飯は、豆腐の味噌汁。
焼き鮭、納豆、ごま和え、昨日の肉じゃがである。
「よし、おしまい。」
足下でなく社長(チンチラとアメショの雑種の猫)を抱き上げて撫でる。
もうみんなも起きるし学校の仕度するかな。
(相変わらずの女子力)
(ごま和えおいしぃー)
(焼き鮭と納豆を混ぜるなよ母さん)
(えー?美味しいじゃない)
(...なんだ、五郎。散歩は母さんだろう)
(父さん、抱き上げないでね。
ご飯に毛がはいる。)
(...わかった。)
(兄さん、ご飯...明日は手伝うから)
(さくは、朝弱いだろ?)
(.........うん)