国王、感情爆発!告白再挑戦
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
幼女は城内でのドタバタ魔法巡回を終えたばかりだったが、またも国王がやってきた。
顔は真っ赤、全身から情熱が溢れている。まるでギャグ漫画のコマみたいに。
「君……僕の花嫁になってくれないのか……!」
「いやいやいやいや! だから私、まだ幼女なんですってば!」
国王、耳まで真っ赤にして、息も絶え絶えで叫ぶ。
「幼女だろうが何だろうが、構わない! 僕は君に恋をしたんだ!」
「恋って……いや、まだ5歳なんですけど!? しかも私はLv50のチート幼女だから、普通の恋愛常識通じないんですけど!?」
幼女、頭を抱える。
国王の熱量は止まらない。
「君の笑顔も、怒った顔も、全部僕の心をかき乱す……!」
「いやいや、混乱するのは私のほうですから! 落ち着いて!!」
そこへ王子も登場。
「幼女殿……僕も、君のことが……」
「王子!? ちょっと待って、なんで二人も同時に恋愛戦線に参加してくるのよ!」
幼女、思わず杖を振ると、国王と王子が一瞬宙に浮く。
「静かに……! そして落ち着いて……!」
二人とも宙で悶絶。いや、浮かすな、幼女!
国王、床に落ちて悶絶しながらも「君を諦めない……!」
王子も同じく、「負けるわけには……!」
幼女はニヤリ。
「フフ……やっぱり面白いわね。二人とも翻弄されると、こうも可愛いのか……いや、可愛いとか言うな、まだ幼女ですから!」
結局、この日の城内は、国王の情熱暴走と王子の空回りでギャグパニック状態。
幼女は冷静にチート魔法を駆使しながら、二人をちょっとずつ手玉に取る。
「まあ……王様も王子も、こうやって悶絶してくれるなら、毎日退屈しないわね」
幼女の小さな頭脳が、今日も王宮を笑いと混乱で満たすのであった。




