転生したらLv50の幼女だった件
「え、なにこれ……頭痛い……」
目を開けると、そこは見たこともない天井だった。白い壁に、やけに豪華なシャンデリア。……え、これって……王宮?
「ちょっと待って、私、昨日まで普通にオタク生活送ってたはずなんだけど!」
鏡を覗くと、そこに映っていたのは、どう見ても5歳くらいの幼女。
「えぇぇぇぇ!? これ、マジで私!? っていうかLv50!? 何このステータス!?」
画面のように頭上にステータスが表示されていた。
•名前:???
•レベル:50
•職業:最強幼女
•スキル:チート全振り
「チート……だと……?」
前世の知識とゲーム脳がフル稼働。どうやら私は、異世界に転生してしまったらしい。そしてこの見た目、どう考えても幼女。しかもLv50……つまり、戦闘力はチート級ってことか。
「まあ、落ち着け……まずは状況を整理する……」
ガチャッ、と扉が開き、豪華な衣装に身を包んだ中年男性が入ってきた。
「おお、君……ついに覚醒したか……!君を、僕の花嫁にしてほしい……!」
「は?」
振り向いた瞬間、国王の直球求婚。まだ5歳の幼女にいきなりプロポーズって……何それ、ファンタジーでもギャグすぎる。
「ちょっと待って、私まだ幼女なんですけど!? ていうか、王様……落ち着いて!? 心の準備とか、年齢とか、そういうのが……!」
国王、真顔で手を握りながら必死に説明する。
「いいんだ!見た目じゃない、魂だ!僕は君の魂に惚れたんだ!」
いや、もう意味不明。魂って……いや、幼女なんだから可愛さしかないだろ! それを魂でとか言われても、ツッコミのしようがない。
「じゃあ……まず聞きたいんだけど、食べ物とかどうするの? え、私まだ5歳なんだよ? ごはんとか、トイレとか……」
国王、全く気にせずに「そんな細かいことは問題じゃない!」と笑顔。
この国、ちょっと頭おかしい。いや、国王が全部おかしい。
その後、家臣たちが慌てて入ってくる。
「国王陛下、幼女に求婚って……!?」
「問題ない! 可愛いからいいんだ!」
ツッコミ待ちのギャグ満載。家臣たちも戸惑うばかり。
「私……どうしたらいいの……?」
とりあえず、チートステータスを使って戦うことにした。いや、戦う? いや、まずは頭脳戦か。
「よし……まずは国王を翻弄して、子供扱いしてもらわないと……」
こうして、最強幼女×国王の異世界ギャグ生活が幕を開けた。
だが、まだ知らない。国王だけでなく、王子も婚約者候補として現れることを……。
「え、マジで? 王子も出てくるの?」
次回、王宮でのドタバタギャグが加速する!




