幼女、異世界の小事件を解決する
「ふぅ……今日も王宮は無事……かな?」
幼女は杖を握りながら城の外を見渡した。
王宮内のドタバタも一段落したが、異世界の日常は今日も混沌そのもの。
「幼女殿! 大変です!」
突然、城門の方から家臣の叫び声。
「北の村でドラゴンが暴れています!」
「またドラゴン……? もう、勘弁してほしいわね」
幼女は小さな足で城門に向かいながら、心の中で作戦を練る。
「まあ、Lv50幼女にかかれば、ドラゴンなんてギャグ素材みたいなものだけど」
国王も王子も後ろからついてくる。
「君……また魔法でドラゴンを……?」
「チートだからね」
北の村に着くと、確かにドラゴンが暴れていた。
炎を吐き、村の家を吹き飛ばす――いや、子ども向けラノベギャグとしては完全にカオス。
幼女は杖を振る。
「まずは村人を守る魔法バリア!」
ポン、と村の周囲に透明なバリアが広がり、家屋や人々を炎から守る。
「え、ええと……幼女殿、本当にこれで大丈夫ですか……?」
王子も国王も、目を丸くして見守る。
次に幼女はドラゴンの前に立つ。
「ねえねえ、ちょっとお話しましょ?」
ドラゴン、炎を吐きながら首をかしげる。
「……話せるの?」
「魔法で通訳完了。あとは交渉よ」
幼女はドラゴンに小声で説得開始。
「ねえ、暴れるのやめない? 王宮に迷惑かかるし、村も壊れちゃうから」
ドラゴン、幼女の小さな体に警戒しつつも、妙に理屈っぽい様子。
「……ふむ、君の言う通りかもしれない。だが、炎を吐きたい衝動は抑えられぬ!」
「じゃあ、私と勝負しましょ。チート幼女 vs ドラゴン!」
幼女は杖を振ると、炎の反射魔法+小さなチート魔法でドラゴンの攻撃をかわす。
国王と王子は後ろで悶絶。
「君……怖い……でも可愛い……」
「怖いとか可愛いとか言うな! まだ幼女ですってば!」
数分後、幼女はドラゴンを疲れさせて説得完了。
ドラゴン、渋々村の外に退却。
村人たちは歓声を上げ、幼女は小さく胸を張る。
「ふぅ……今日もチート幼女の勝利ね」
王国に戻ると、国王はまたしても悶絶。
「君……本当に怖い……でも可愛い……」
王子も目を輝かせる。
「幼女殿……チートすぎる……」
幼女は笑いながら杖を振る。
「まあね。王宮も外の世界も、こうやって私のギャグとチートで平和になるのよ」
こうして、幼女は今日も異世界の小事件を解決。
王宮ギャグ戦略と異世界冒険、両方を制するLv50幼女の伝説は続くのだった。




