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90話


「まず今回の目的について、さらお以外には話しているがもう一度言うよ」


改まってサマーさんが目的について話してくれるみたい。



……確かに目的はまだ聞いていないね。

どんな目的だろう。


「…………カプリスダンジョン深部の7階層目。ここに『辛辣なる愚か者』と言う岬がある。その場所からさらおには裸で神に祈りを捧げて欲しいんだ――――――――」


ふむふむ。神様に祈れと…………っ

「ってえええええええええええええ。はだだだ……」






 ◇◇◇◇






……裸って今さまーさん言ったよね???



ええと、裸というとは だ か? すっぽんぽ?



んん? え? 何っ…………何故にダンジョンで裸にならないとイケナイの?


「さっさっ……さまあさん――――はだかって、あの、その……裸なの?」


何となく男性もいるしモジモジしながらサマーさんの言う裸について聞いてみた。


「ああ……言ってなかったが、何も身につけない清い状態で祈りを捧げないと効果が無いんだ」


「そっ、そうなんですか?」


何でも年齢が15歳以下の女の子が対象らしく前々から『カプリスダンジョン』を完全攻略する為に強く志のある女の子を探していたとか。


その場所から祈りを捧げると新たな道が開かれると。

ええええ…………でも裸はなぁ。男性いるし。



「……でも恥ずかしいです。男性もいるし…………」

「……そうだね。それも分かる……だからね…………ジル」


サマーさんに呼ばれたジルさんは何か呪文を唱えている。



「ブラインドクロース」



唱えるとサマーさんの身体が…………あれ。

ええと何か……何だろうピコピコした感じ。こ、コレって…………。



「こういう風に見えなくなるんだ」

「す…………凄く、モザイクです」



…………モザイクの魔法は対象者の部分をを見えなくする魔法で効果時間は最長で20分なんだって。


サマーさんの身体はピコピコと四角い何かが蠢いている。

目を細めてみたけどわかんない。


「――――とまあこういう事で…………どうかな?」


「そ――――まぁそれならば……………………わ、分かりました」


「まあ大丈夫だって、俺も、エクスパンドの旦那もロリじゃ無いし、女性ならもっとおっ……」


…………その先迄の台詞を無謀にも言おうとしたジャッジさんはサマーさんとジルさんにセンシティブな一撃を食らっている。


血、血の海が出来そ……。


「キミしかいないんだ。よろしく頼む」

「――――はい。こちらこそお願いします」


サマーさんにそう言われて決めた。

は、恥ずかしいケド……今回の役割。


完璧に熟してみよう。折角選んでくれたんだし。


文献に依ると新たな道はボス部屋へと直通していて、敵モンスターも出ないというスペシャルルートが現れるとか。


……そこまでの1階層から7階層までの敵は強いけどこのパーティの敵では無いと中々に頼もしい言葉を貰った。


ソコまで殆ど私の出番は無いかも知れない。


それでもこのパーティに参加出来る事がどれ位の経験になっているのだろうと考えると凄く得をしている気がした。


彼等の動きを後ろから参考にしよう。私はもっと強くならないといけないんだ。五次郎を助ける為にも。


実際は何故そんなに強くならないといけないのか、微妙に分からなかったが、あの変なウサギにも言われた。



もっともっと強くなってねって。



だから……という訳でも無いけど。私は強くなりたいんだ。

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