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87話

それから数分小人が目の中で歩いている……気がする?



いや、え? どゆこと?



目をこすった後に目を見てみると、はわわわって感じに小人がなっているよ???



なんなのよもう。


頭の中がハテナで一杯。

目の中をカリカリしてる。カリカリ、カリカリ。



…………数分後、チンとレンジの時間が経過した様な音が鳴り『バージョンアップ終了しました』と頭の中に浮かんだ。



……………………さらおの何かがバージョンアップされた様だ。

なんなのよもお。


ねぇ、一体何がバージョンアップされたの? と頭の中で聞いてみると知らない言葉が頭の中を流れた。


分かんない。


ああ【有明の昔日】ってなーに?


もう一度頭の中へ問いかけると、昔の偉人の動きを真似て最適化するソフトと答えが返ってきた。



…………もう人間の自信が無いさらお。



最適化されちゃうよ?

どーいうコトなの?

しかもソフトって何よ。





 ◇◇◇◇





そろそろ時間なので待ち合わせの場所に向かうと次のダンジョンへと向かう仲間が待っていた。


ジャッジさんとエクスパンドさんの両名。

あと先程のジルさん。


「よお、さらお……少しは強くなったみたいだな」

「――はい。お陰様で」


ジャッジさんから肩を軽く叩かれた。

コミュ症気味な私は男子に触られるのに慣れていないからビクッとなった。



「私たちの強さが分かるぐらいには強くなったみたいよ」

「…………ほう。それは楽しみだな。アレは持ってそうか?」


「………………良いもの持ってるんじゃ無いかしら? まぁその話は後でね」


んん……アレって何だろうね?

何かを持っているらしいさらお。



――――――――このメンバーやっぱ強い。

そんなオーラのような物を感じる私。



「……時間もアレだから行くぞ!」



エクスパンドさんの静かながら重い言葉で動く皆。


ジルさんは先程のお姉さんに次は引率でジュリエッタダンジョンへこのメンバーですと伝えている。


準備完了みたい。

先程と同じ道を進み地下へ向かう私たち。


エクスパンドさんが先頭で次にジルさんそしてジャッジさんと私という隊列というか組み合わせみたいな並び。


前を歩くエクスパンドさんとジルさんは何かを話している。

話の、いや言葉の端々が聞こえる。


やっぱり何か有るね、とか計画通りにとか見えなかったけどありそうだね等のジルさんの言葉が聞こえた気がした。


「アリアはどうだった?」


ジャッジさんにそう聞かれたので感想を答えようとしたけど何も浮かばなかった。


「あーええと…………何も無かったかなぁ」

「ほう……それは逆に珍しいな」


「…………へ。……そういうもんなんですか? アリアって」


「大体の人が何か……指標というか大ざっぱだがこうしなさい的な目指すモノを教えてくれる。次に何かアクセサリ等の加護か保護あとは……」


「あー。そう言われれば確かに何か貰いましたケド、良く解らなかったですね」


「…………まぁそういう事もあるだろう」

「…………ジャッジさんは何を貰ったんですか?」


「……………………俺は僧侶を目指していたんだが、モンクになれと。……そういうニュアンスの言葉を授かった」


「へぇー。それは面白いですね」


「いや、当時の俺は嘆いたよ。子供の頃から目指していた職業だったんだが、混じり物になれというお告げは若かった俺にはくる物が有った」


「…………なるほど」


「まぁ紆余曲折。俺はその言葉を否定したんだが、結果はこの通り、混じり物になっていた」


「…………」


「だけど回り道も決して悪くは無い。その道じゃないと得られないモノもあるしな」


「それは一つの答えに辿り着いていますね」


だろ? とニカッと笑いながら話すジャッジさん。

話をしているうちに広めの広場に着いた。


石像が並んでいる所の一つ、アリアの隣の石像の前でエクスパンドさんは止まった。


「では行くぞ!」


エクスパンドさんは石像の手に登録証を置く。

ジルさんジャッジさんと続いて置いている。私も倣って上に重ねるように置いた。


『Aランク、Bランク、Dランク合計4名確認。ジュリエッタへの入り口を開きます』


『よろしければ順番に右手に手をかざして下さい』


みんな手を翳し登録証を回収。

石像の後ろの壁へと進んでいく。


私が最後尾。


壁の中へと入ると石像から『いってらっしゃい』と声が聞こえた。

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