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84話

翌朝、ギルドの前で待ち合わせ。




早めに行って待ってよと思ったからの早起きなさらお。



「…………」

「あ、おはようさらお」



此処はギルド前。まだギルドも開いていない時間帯。

先程こけこっこが鳴きだしたぐらいのまだ早朝。




何だろう。コノ負けた感覚は。



「は、早いですね……ジルさん」

「うん。早起きなんだ。朝になると誰かが頭の中で起きろ起きろって五月蠅くてね」

「……そうなんですか」



「早速行こうか。アリアは掛かっても2時間ぐらいだから今日中に次のジュリアかジュリエッタ迄終わらせたいね。んで明日残りを踏破して明後日にカプリスダンジョンだね」


「なるほど」


次のジュリアかジュリエッタはアリアダンジョンを踏破しないと順番が分からないらしい。

そして2人だと心許ないので2時間後にジャッジさんとエクスパンドさんが合流するみたい。

それから明後日にサマーさんが合流してカプリスダンジョンへの流れだって。



凄く、流動的というか計画的だね。



計画性に乏しい私は半分ジェットコースター的なアトラクションに参加しているモブみがある。

私も結構強くなったから良い感じに馴染めると思うんだけど、どうだろうね。




頑張らないと。


このチーズレアの街にはダンジョンへ行く為の入り口があってとりあえずそこから向かうって感じみたい。


その有る場所は街の外れ。

何か祠みたいな作りをしている少し古めかしい建物だった。


入り口も狭くて、え? 此処に入るのっていう少し躊躇したくなる入り口。

……入り口が妖怪の口に見えてきた。



あんむと食べられる様に中へと進む私とジルさん。


食道的な狭めの通路を通ると広い広場に出た。此処は胃かしら。

もう私の中では此処は何かの腹の中。


「こっちだよ」


と私を誘導してくれるジルさんに付いていくさらお。

ジルさんが進んだ先に一人のお姉さんがいてそのお姉さんに何か話している。


「今日初めての子とアリア引率です。お願いします」

「――――はい、では引率の方の登録証の提示をお願いします」


「はい、これで……」

「――――確認しました。行ってらっしゃいませ」


受付っぽいお姉さんとのお話後に「いこっか」とジルさんに言われ付いていく。

階段を降りて通路を更に進むと再び広めの広場に着いた。



さっきと違って奥の方に何かが並んでいる。

石像みたいな……何だろう?



着いた、とジルさんが言い石像の前まで来た。

石像は女性っぽい形を模していて片方の手のひらを差し出した様なポーズを取っている。



「……私に続いて同じ事をしてね」

「あ、はい」



ジルさんは石像の手に登録証を置いた。

ジルさんに促され私も同じく登録証を重ねるように置く。



『Bランク、Dランク二名確認。アリアへの入り口を開きます』

『よろしければ順番に右手に手をかざして下さい』



ジルさんが手をかざし私も倣って手をかざすと石像の後ろの壁が重そうな音を立てながら開く。


『登録証をお取り下さい』


ジルさんは登録証を2枚回収し私にも登録書を渡してくれた。

石像から『いってらっしゃい』と声が聞こえた。


壁の奥へと進む私たち2人。

でも此処は真っ暗だった。


少し先にジルさんがいるはずだけど見えない。

でも気配は感じるので多分いるだろう。


数秒後、私はどうすれば良いのか解らなかったので「ジルさん、どうすれば良いですか?」

と声を掛けてみた…………すると数秒後に「ライト」と声が聞こえて突然明るくなった。


瞬間的に明るくなったので一瞬目をつむるが気配のあった所にジルさんちゃんといた。



「……怖かった?」

「え? いえ…………」

「…………ちぇっ」



…………ええと、ちょっとした意地悪かしら。

暗いの怖い的な。


ジルさんは行くよと小さく話し私は付いていく。

もう此処ってダンジョンなのかな?


見慣れないジルさんの後ろ姿を見ながら周囲も観察する。

ジルさんはよく考えると魔法使いだったから、私より前へ出て戦うのは変な気はする。

私は今の所、戦い方は剣士のソレだからね。


まぁアリアダンジョンがそこまで強い敵が出ないという話だからの陣形だろうけどね。

確か、ジルさんはレベル28とか言っていたよねこの前。



今の私はレベルで言うと48なのだ。



聞いた話だとこのゲームはレベルが全てでは無いと聞いている。


飽くまでも目安、参考程度、極端のことを言えばそんな強くないレベル100のおばさんやおじいちゃんもいるってさ。


子供で高レベルの人は強い人がいるらしいケドね。

…………あ、私は該当してしまいそうだ。



実際は周りと比較するというかお一人様なので比較なんて考えたことが無いし、私のレベルが変に上がったのはこの前のティアマトだろうし。



まぁとりあえず変に悪目立ちはしないようにしておこう。

レベルは聞かれたら20ぐらいにしておかないとね。


確か前回、始めて出会ったとき私のレベルは15ぐらいだった筈。

一応は「隠蔽編集」で偽装しておこうかな。




名前  さらっち


LV  20(48)




うん、多分これで大丈夫。

今の私はレベル20の強さに変更された。スキルはそのまんま。

要は手加減モードだね。感覚的には。



ダンジョンは何か、結構キレイな……人工物的な感じ。

進むと階段…………一緒に降りていくとさっき見たような石像がある。

ジルさんは指をさして「一応、触らないでね」と私に言った。


うーん、何かあるのかな?

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