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81話

ええと…………。


うん、アレだ。これはラオーアさんに一杯奢られた。

いや、何か違うな。なんだっけ?





「……ラオーアさん。酷いですね。そういうカラクリですか」


「あぁ。言ってなかったっけ。まぁそういうコトだ。それは置いておいてな。……先日の恐らくお前が放った魔法の行方が分かった」


「え…………3日前の時点では影響は無かったって」

「……それはうちの領内についてだ」



うちの領内……………………ってええええ。わ、もしかしてかなり不味いコトしちゃった?



「――でな、領外へと飛んでいった多分お前の魔法は此処、自由都市エスタリアス国の隣にある神聖スティービア公国まで進んだそうだ」


「そ、そんなに? 一体どれぐらいの距離なんですか?」


「神聖スティービア公国は此処からだと大体普通の馬車や馬などの乗り物で早くて3日、実質5日ぐらいは離れているぞ」


「ひっ…………ひっひっふぅひひひいがあうあう」


「ひ? ああ被害か…………それが、神聖スティービア公国に現れて困っていた災害レベルSA+のティアマトに一撃を食らわせて大穴を開け更に進み山火事で3日間燃えていた火事を風圧で消して空から落ちて来た少年を救ったらしいぞ?」



「…………そ、それ、作り話……ですよね? な、なあんだっ、ラオーアさんったら、人が悪いなぁまったくもうもう危うくすっごく騙されるところでしたようもうもうモウはうしーって…………」



「……………………」

「はは…………」


牛の謎ポーズをして冗談交じりに話している私。

しかしラオーアさんは動揺している。


「……いや、全て事実なんだ。しかし被害の報告はされていない。コレは隣国へ行っている俺の部下からの報告なんだが」


「どどどど、どうしましょおわたたたしそんあ木なかたのだけどね……あのね、えええとね」


「忙しい奴だなお前は。だからという訳でも無いが、この件は早かれ遅かれだが何処かからお前がというコトはバレるだろう。間違い無く」



「――――はいい」



「まぁ、先日も少し話したが、木を隠すには森の中ってな。魔法学校へ入ればとりあえず有耶無耶に出来るだろう。それか、コレを公表した場合なんだがな。今、現時点のお前にとっては恐らく良い結果にはならない」


「わ、私、殺されちゃう?」


「それは大げさだがあり得なくは無い。お前みたいな殲滅兵器、誰が野放しにしておくんだ? あの魔法は多分『悠久』でも簡単には放てんぞ? ……しかもオークなどを倒す為にって」



しかしまぁ仮に、仮にだがという前置きの元、今のラオーアさんなら私を数秒で倒せるけどそんなことはしないと。



……つまり私に首輪を付けたいらしい。



私が成長して物事の分別が、魔法の制御が、出来る様になるまでは。というとても優しい話しだった。


この流れ、もう乗るしか無いこのビッグうえーぶに。



私の罪は解放されるんだ。余りに自意識無いケドね。



でもラオーアさんの話が本当なら、私は大量の罪も無い人を殺してしまうかも知れない所だった。


という事になる。

そんな意識は無いとしても無意識に。



無意識に暴れ回るさらお。


大昔に嫌なことがあってそんなこともあった気もする。

「あんぎゃー」とか「がおー」とか言うなよって五次郎に言われた気もする。


いやいや、そんな過去は無かった、うん。



再封印完了。



…………でもでも今の私なら制御出来るはず。

気を失わなければね。


それにしても魔法学校かぁ。

うんうん良いネ。

行きたい。

楽しそうだし。


友達出来るかなぁって考えたらお腹が少し痛くなるのはまだ変わっていない私。


でもまた一歩。

五次郎に進んだ気がする。





ラオーアさんから宿を紹介され、お金も1ヶ月分は持ってくれるらしい。

もうあんよ向けて寝られないわたし。


しかも此処のお宿は何時でもお風呂に入り放題。

幾つかお風呂の個室があって数は十分とのこと。


なにこの天国。

……ちなみにお値段を聞いてみたんだ。


…………聞かなきゃ良かったという値段だった。

もうラオーアさん私のパパなんじゃ?


知らぬ間に援助交際の沼に嵌まるさらお。

そしてお風呂に入り放題というワード。


恐ろしや恐ろしや。


気のせい気のせい。

唯の善意だってというにはあり得ない状況に戦々恐々。

お姉ちゃんを思い出しちゃった。



お風呂から出てこの国で流行っているらしい飲み物でナッシュという飲み物とチーズレアのお水を混ぜた物。


チーズナッシュ。

スーっとしていて結構美味しい。


温まってサッパリ。うん最高だよお。

んー。明日からどうしようかなぁ。



ラオーアさんには危ない事さえしなければと余り遠くへは行くなって事ぐらいしか言われていないんだよね。


とりあえず簡単なクエストでも受けて過ごしてれば良いのかしら。


学校については後日手続きとか詳細が決まったら教えてくれるって話しだし。


ああそいえば私、レベルってどうなっているんだっけという事を数日振りに思い出し何気なくステータスが見られる画面を開いた。



ええと……「実況編集」


名前  さらっち


LV  48


HP  F


STR E


INT F


WIS F


DEX F


AGL F


CHR F


MGR F


KLM F


スキル 【実況者】【隠蔽編集】【ライトニング】【あほ毛】【+3】

【第六感】【剣術(大)】【高位魔術展開】


…………………………………………ん???

レベ……レベルがおかしい。


あれー?

私が覚えているのは確かLV29ぐらいだったよね?

いや、上がって30位だったかなかな?


…………で今が48?

何、一体どうしたの――――っ。


あ…………私、何かを…………倒しているんだ――――――――――――――――――。


…………でもそれにしてもええと、LV18程は上がっている気がする。


一体何を倒したんだろうね私。




ええと、過去ログ見られないかな。


左上のログを追ってみた。というか見えるのがレベルアップの文言が幾つも見える。


そしてスキル。


スキル【第六感】【剣術(大)】【高位魔術展開】【+3】

を手に入れた。



ああなるほど…………。何時の間にかレベルが上がりスキルを手にしていると。

そういうことか。

しっかし、一体何を…………あ。


『暴星龍ティアマトを倒しました』

た、確かティアマトって…………「災害ランクSA+」とか言ってたよね。

「はわわわわわ……暴星龍ティアマト。コレ不味っ」


イケナイ過去ログを見てしまった。

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