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79話

此処は恐らく森だった場所。



森もあるんだけど、くり抜く様に私の魔法が突き抜けたみたい。

確かにあの魔法……大っきかったからなぁ…………。



制御出来なかったし当面あの魔法は封印しておこう。

あんなの使う場面が来て欲しくないね。


使い方が間違っているのかも知れないし。

その辺次第だよね。あの魔法は。



「先ずはお前の名前は?」

「…………さらっち」


「そうか、ん、何処かで…………いや、気のせいか」


「俺は先程も言ったがラオーアという。チーズレアの街から閃光が見えたとの話がギルドに入って俺がその確認に来たんだ」


「あ、そういうコトですか……」

「しかし、コレをそのまま報告するとなると問題が生じるかもしれないな」


「あ、あははは…………ですよねー」

「……まぁ俺の調べた限りでは何かがとか誰かが損害を受けたという話は入っていないんだがな」


「え、そ、それは良かった」



「そういう事だからそんなに怯えるな!」

「はぁ……」



それからラオーアさんと情報の交換をした。

私の方は話せる内容は選んだけどね。


あの魔法の威力は災害レベルSS+のベヒモスというモンスターの放つ最大の攻撃に近いのではとか話していた。


最悪災害指定にされてしまいそうな雷恐竜さらお。

それもう人類の敵? 怖っ。


が、がぉぉ…………。

鳴き声の練習は要らないか。




魔法についてはレベルが上がって始めて魔法を唱えたらこうなったと嘘では無い事を話しておいた。



他のスキルは内緒だけどね。

レベルも聞かれたら適当に言っておこうかしら。



相手のレベルを聞いて、その少し下辺りとかね。隠蔽編集で出来るとは思うし。



後はラオーアさんがどれ位信じられるかによるね。

でも……何処かで聞いたことがある名前な気がするんだよねー。


うーん「しりあい」では無さそうなんだけどな。

でもそうなるとサッパリ分かんない。


しかも男性だし。

という物忘れが得意で適当なさらお。





俺は街に戻るけどお前はどうするとラオーアさんに聞かれたので仕切り直すために帰りますと話した。



「じゃあ行くぞ」



立ち上がろうとしたけど足に力が入らない。

全身が疲れ切っているのと精神力もスカスカな感じ。




疲労感が酷い。



「…………無理、動けないです」

「……………………」


「…………おぶってくれませんか?」

「……………………仕方ないな」







ふぅー。もう朝だね。

……昨日は散々だったなぁ。



途中までは結構良かったんだけどね。

あの魔法一発で昨日の一日が終わった。



あの後ラオーアさんからは本来ならこのままギルドへ一緒に行って貰う所だが明日にしよう。


お前も疲れているだろうしと信じて貰えたみたいだ。

何故かはわかんない。


それで今日ギルドに呼ばれている。

ギルドの5番受付で俺の名前を出せとか言われた気がする。



とりあえずは一晩寝たらスカスカな感じは無くなったみたい、まだまだ身体もだるいけど。


帰り道も酷かったからなぁと昨日の事を思いだした。






 ◇◇◇◇






「……すみません」

「いや…………」


というとサングラスの様な保護メガネを掛けたラオーアさんは私をおんぶしてくれた。


私は現在もれなく指一本動かすのも億劫な程に疲れ切っている。

頭はなんとなく働いている様なボーッとした感じもある。


お持ち帰りのさらお。


「……お前は一人でこの場所で戦っていたのか?」

「ん…………そうです」


「どれぐらいお前が強いのか知らないが、一人は危険だ、過信するな」

「……という一人で来た人に言われたく無いですよう、……背負われている身だけど」


「レベルは幾つだ?」

「…………ラオーアさんはどれ位ですか?」


「俺は…………86だ」


「とんでもなく強いですね、ラオーアさん。私は30ぐらいです」


「ほう…………お前はその身なりにしては強すぎる、何か理由があるのか?」


「そ……そんなもの、有っても話せませんよう」


「そうだな。別に話さなくて良い、唯でさえお前はあの現象を起こしたであろう……よ……者だ。何かしらは有るだろう」



「…………容疑者って言いそうになってますよ」

「あっは。……間違いでは無いだろ?」



「ラオーアさんは優しそうで優しくないですね?」

「そうだな、よく言われる。……お前は何歳だ?」

「…………13歳ぐらいです」


「少し早いかもしれんが……スクールでも行って魔法を覚えたらどうだ?」


「あ、そういう手があるんですね……」


「スクールは本来15、16歳から入学が可能だが例外に試験を通れば何歳でも入れるんだ」


「へえー。それなら魔法も覚えられそう」

「あぁ、お前なら俺が推薦状を出しても良いぞ」


「…………なるほど、そういうのも必要なんだってお兄さん何者ですか?」


「ん?」


「……そんな推薦状なんて出せる人は凄い人に決まってます!」


「いや、色々とコネが有るのさ。世の中はそういう風に出来ているんだ、嬢ちゃん」


その後も結局ラオーアさんに宿屋の手続きまでしてもらった。


…………ラオーアさんに頭が上がらない借りが出来た気がする。しかも推薦状くれるって。


んー。まぁ良いか。他に頼る人もいないし、縁なんだろうし。

と良い風に考えておこう。



ではそろそろラオーアさんに会いに行こう。

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