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78話

その後は何か感覚が研ぎ澄まされたのか更に上手く動けた。


あと、気になったのが力が結構な感じで強くなっている気がする。もりもりなさらお。


いやん、脳筋への一歩だ気を付けないと。

次元に物を隠す能力はアイテムボックスとして十分に使えた。


今までは荷物として色々な物を持ち歩いていたけどそれが無くなり両手も手ぶらで何処へも行ける。


結構便利。


隠れるの能力を使ってみるともう結構な感じで近づいても気が付かれなかった。


多分気配は完全に消えてる。


目で見ても気にならないとか気が付かないとかに分類されてるかも。ぼっち捗りそうホントたすかるよう。



……そんな感じだった。



検証結果では10メートルから検証して5メートルで何らかのアクションをすると気が付かれたよ。

なので何もしなければ結構近くまで近づけると思う。



『な、何かさっきまでと違う』『LV上がった時の恩恵とか?』『敵も気が付かないよな……ハイドか?』

『尻振って気が付かれているからそうかもw』『wwww』『あるあるw』『生えるわw』『草』



ええとこれで最後にしよう。

敵パーティはオーク5体とメテムル2体の計7体の混合PTだよ。


先ずはパーティの最後尾にいるメテムルにハイドで近づいて首の付近を狙って振った。


立て続けに近くにいるメテムルまで足音を限りなく消しながらからの一撃を放つ。


先行しているオーク達は気が付いていない。

その調子でオークを1体倒したところで気が付かれた。

残りオークが4体。


一番始めに目が合ったオークnに素早く掛けよって大ジャンプして肩口からの袈裟斬り、続いて隣のビックリしていそうなオークoに真正面から上段に木刀を構えて足を出すと共に真っ向斬り。


あと2つ。


「雲と地上の狭間に揺蕩いし意思の力よ、粒子の風、余多の輝き在りし勇者の力と共に此処へ呼び寄せて雷鳴を世界の終焉へと轟かせよ」




「……ライトニング」




私は手のひらをオークに向けて空に浮かんだ文言を唱えた。


手のひらには何か高密度な……あ、うわ…………ちょっと……いやっ……そ、そろそろ飛んでよ……え、嘘っ………………うぁ、不味っ。


私の手の平からは想像していたのとは違う。




とんでもない程のエネルギーの塊。

雷を帯びた代物が大きく大きく膨れ上がっていた。




「……お願…………早く飛んで!」

バリバリバリバリという高音が唸りながらその塊はオーク目掛けて発射された。


とんでもない程の高エネルギー。

そんなものが私の手から大放出された。


思った以上に反動は無く、キレイに直線を渦巻きながらレール状に飛んでいった。


オークを巻き込みながら。

いや、目に見える正面に有るモノ全てを巻き込みながら。





…………そして私は私を繋ぐモノ失いその場で倒れた。






 ◇◇◇◇






風が暖かい…………少し暑いかな……ううん。

まだ、眠い…………ね?



…………あれ、私、寝てるんだっけ?

今日は何してたっけ?



此処は…………外!

思い切り身体をくの字に起こして周りを見た。




「――――――――よぉ…………起きたか?」




私の近くには知らない人、男性がいた。ええと……



「………………誰?」

「まだ寝ぼけているな?」


ねぼけて――――――あ。ああああああああ。

ええと、うん、最後に魔法を放って――――気絶した?

のかしら。


「私、気絶していたみたいだね。ありがとう」

「ああ、それは良いんだ。しかし…………お前に一つ聞きたいことがあって此処へは来たんだが……」


「うん……なにかな?」

「コレをやったのはお前か?」

「…………へ?」


男性が指を指す方向を見ると地面がえぐれていて……大きい道みたく続いている。


はわわわ……コレ、私かしら。


「…………どうなんだ?」

「あわあわわ…………」

「おい……」

「ああわわわわあわわですわわわわ」


「ちょっと落ち着け、もう一度聞くぞ、コレをやったのはお前か?」


「――――――――多分」


「そうか! お前か! よし……俺の名前はラオーア。俺が何で此処に居るか教えてやる――――」


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