72話
ギルドでスライム退治とゾンビ退治の依頼を受けてきた。
スライムは街から西側の森に出るみたい。
街を出た直ぐ側の森にスライムで、ゾンビは森を進んだ先にある墓地の一角に最近よく出て困っているらしい。
どちらも数の割には報酬が余り良くないらしく依頼の人気は無いがランクやレベルが低い人にとっては選択肢の一つとしては無し寄りのありみたい。
私のレベルは26あるのでこの依頼は簡単なはず。
苦手とかじゃなければね。
依頼討伐数はスライムで20匹ゾンビで10体どちらも核と呼ばれる魔石を落とすらしいのでソレとの交換が依頼討伐の証となるんだって。
因みにスライム20匹で1000クアレット。
ゾンビ10体で2000クアレット分の魔石を落としてくれるらしい。
倒せる数はどれ位沸いているのかとか、狩りのしやすさに寄るかしら。
特に用意する物も無いかな。
……よっし、いくよ。
西側から街を出て森を目指した。1キロぐらい先に見えるね森。
進んでいくと結構…………うーん、見えるだけでも30匹ぐらいのスライムが森の木々が途切れている付近にいる。
まぁこっちに来てからまだスライムは倒した事無いし、どうなんだろうね?
数が余りにも多いので少し観察しようかとも思ったけど、まぁ良いかと突っ込んだ。
手にしているのは購入した新武器の木刀。
スライムの群は私に気が付くが特に攻撃とかはしてこないみたい。ヌメヌメと蠢くモノやピョンピョンと跳ねる個体。
色も微妙に皆違う気もする。
勿論木刀の一振りでしっかりとヒットすれば一撃で倒せている。
ブゥンと私に振られる木刀。
スライムに当たると感触はアレだね。水風船の膜が弱い奴。
此処のスライムにどれだけの自我があるかは解らないけれどある意味ピシャピシャと水で遊んでいる子みたいな絵面になっているかもしらん。
『戦うというかもう水浴び……』『さらっち水着でよろろ』『流石定番の弱モンスター』『期待を裏切らない弱さ』『ふるふるとしていやがる……』
『でも倒しても余り減っている様に見えないね』『そこら中ドロップだらけにww』『森の近くで遊ぶ少女』
勢いに乗って1時間ほど動き廻っていた。恐らく100匹ちょっとは倒したはず。と思って立ち止まり周囲を見るが減っていない。
「…………」
うーん。何かのエクササイズ的な感じ……もう良いかな。
うん、いい汗かいた。多分という微妙な感じに。
こりゃもう少し強い敵じゃ無いと駄目かなぁ。
色々と解ったから終わりにするようとドロップした魔石を拾っていると寄ってくるスライム達。
私が何もしないとこれ見よがしに足とかに寄りついてくる。うねうね、ぺたぺた。
わー。もうじゃまだよう。払いのけたりけっぽっていたら体勢を崩して尻餅付いた。
『この気をチャンスとばかりに私に覆い被さるスライム達』『わっ……わわっと慌てるさらっち』
『……そんなさらっちの上着の胸元に這い寄るスライム』
『うねうねと洋服をかき分け首元や裾から中へと侵入する』『ちょ、もう、やだぁ……』
『…………あん』『あ…………』『くっ……』
『おまえら文才あるな』『エロ同人みたいに……』『ぐへへへ……』
…………そんな展開になってないよう!
まったくもう。
っと魔石を拾い終わったのでお終いだよ。
尻餅を付いて少し汚れたお尻をはたいたら少し濡れてい…………あ、スライムをお尻で潰してしまった。
『俺氏も潰されたい……』『良いなぁ……』『さらっちお尻が濡れる』『REC』『カメラさん今です! 顔と尻でよろよろ』『恥ずかしがるさらっち』
『拭いてあげたい(切実)』『コレが噂のスライムプレ――――』
カメラさん私以外を写していて。
着替えたら再開するよう。
『…………ぐぬぬ』『カメラさんさらっちうつしてよー』『今がチャンスなのにー』
『スパチャでカメラさん買収出来んの?』『スライムが踊っている絵はいらないよー』
あーあ。恥ずかしくて一旦切っちゃった。
ごめんよみんな。私でも恥ずかしいんだよう。
濡れてしまった町娘。
丁度良いので新しい町娘+4に着替えよう。
一応着替えとして持ってきて良かった。
同じ街娘一式なんだけどコーティングにより所々輝いて見える。キラキラが漏れてる感じ?
スライムがいない森の入り口を探して周囲を見てから着替えた。
水袋の水分を補給し、うん。次は森だね。




