62話
「…………あなた、戦いのセンスがあるわね」
そう私に話すサマーさん。
周りの皆も私の所へ来て凄かったな。
中々の動きだったよと褒めてくれた。
その後もオークとメテムルの混合する群れを幾つか倒し本日は終了となった。
私たちはチーズレアの冒険者ギルドへと帰って来た。
クエストの報酬をサマーさんが受け取り、皆で分けた。
報酬は一人8500クアレット。
私の目の前にそんな大金が積まれた。
また近いうちに一緒に行こうねーとサマーさんからとても良い声のお誘い。
他の皆ともギルドで別れた。
き、今日は念願のお風呂に入れるよう。
宿に戻り今日の宿泊代を支払う。
何時もはギリギリで支払っていた宿代。
このお宿、簡易宿泊所ではいくつかの部屋ランクがあり下からだと、500クアレット。大部屋で多数の人と同じ部屋。
つまり相部屋での人が一人横になれるスペースほど。
簡易的な敷居の立てかけられる物も借りられる。
つまりダンボール。1個10クアレット。
1000クアレット同じ相部屋だが簡易ベッドで眠れる。
周りから見られないような仕組みのベッドスペース。
そして2000クアレットで個室。
3000クアレットでお食事付き。個室は少し広め。
3500クアレットでお食事付きと広めの個室に1時間のお風呂を使える。
因みにお風呂だけを聞いたら1200クアレット掛かると言われた。
5000クアレット以上支払えるなら他の宿泊所の方が良いらしい。
一様、お金が無いし節約のために500クアレットのダンボール付きに泊まってみたんだけどとても身の危険を感じた。
なんかこう、目を付けられた的な感じがした。
1000クアレットの簡易ベッドもそうだった。
さり気なく覗かれるんだ。
結局は身の危険を感じた私は仕方が無く最低ラインで2000クアレットのお部屋に泊まるしか無かった。
結果、お金は全然貯まらなかった。
しっかし、しかし。今日の私は何時もと違う。
懐には約10000クアレット程。
躊躇無く私は3500クアレットのお部屋を今日借りた。
部屋の扉を開けるともうソコは天国だった。
いや、普通の部屋なんだけどね。
最近の。今までの貧乏生活が私の感覚を狂わせたんだ。
こんな広い部屋に今日は住めるんだ。ご飯も付いて。
しかもなんと言ってもお風呂に入れる!
もう嬉しさの余り小躍りするさらお発動。
ビューティフォーで大勝利。
身体全体で嬉しさを体現。誰にも見せられないんだよこんな私とばかりに部屋の中で飛び跳ねて暴れた。
あはははは。
生きるってこういうことなんだ。
早速順番が来てお風呂へと行く私。
中々大っきめのスペースで作られていて材質は何かの木で出来たバスタブ。
なみなみと入っているお湯に此処だけで使えるらしい予備のお湯簡易護符2枚。
石けんやシャンプーリンスに似た何かも付いている。
コレは最強だ。
満遍なく身体を洗い心も洗うさらお。鼻歌も止まらない。
湯船へざっぽーんと飛び込み最高に素敵。
気持ちいいよお。あはは。
良いね良いね。いま私は絶賛楽しく生きてるようなう!




