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50話

もうお客さんもいないフロアーへ皆で移動して4人座れるテーブルへと着いた。


「ミキミキーアイスティ4つよろしく」


たけのさんはみき1さんにそう話し「お待ち」とみき2さんが持ってきた。


「後は大丈夫だから上がって、みきみき」

「おkおk。んじゃおやすーみんな」

「はい。お先で――――ALL」


フロアーの照明は殆ど消えていてテーブル近くのみ明かりをつけている。



「……じゃあ――――始めましょうか」


アイスティーを一口飲んでからたけのさんは話した。


「詳細は青葉から聞いているわ。二人とも――――コレが欲しいのね」


たけのさんはゲーム『トミエクマ』をテーブルに2つ置いた。

この前、さらおが貰っていたのと同じ物だ。


同じゲームを幾つも持っている事自体おかしい事だけど、たけのさんならあり得ると思ってしまう。


「…………どうしたらそれを貰えますか?」


ももちゃんはたけのさんに聞いている。

ももちゃんもたけのさんの恐ろしさは知っている。


私は2回。ももちゃんは私が知っているだけだと1回はたけのさんに『お願い』をしている。


勿論、ももちゃんの『お願い』内容は知らない。

だけどだいぶ前に助けて貰ったと話してくれた。


私はさらおを見つける為と冗談からクッションの時に世話になってしまった。


私は対価に『心理テスト』と『此処で半年ぐらい働くこと』を条件として飲んだ。


たけのさんは結構有名な人らしく、何かを探す能力に優れているらしい。


私はインターネットの掲示板の書き込みから知った。

そういう人がいるらしいと。


そして対価『心理テスト』により私の思考は丸裸にされた。

私がこういう時どう考えて、どう行動するのかを理解されてしまった。


恐らく100パーセント近く。

…………そういう女性だ。


「――――青葉の事もあるし……今回は無料という名の貸しにしておくわよ? どうかしら」


「…………それは怖い」

「……………………」



「たけの…………言い方」


「――――――冗談よ。貸しも要らないわ。寧ろ受け取って欲しい。今回もう青葉から対価は十分に貰っているから」


そう――――そう、たけのさんは私たちに話した。

あおばさんを見ると優しく頷いていた。


そこでダメ元であおばさんに対価を聞いてみた。

するとたけのさんが「…………1機貰ったの」と話し。

あおばさんはこう話した。


「――――そうね、それだけね……」






だから、今回は何も要らない――――――――


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