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28話

「にゃーお」


ん? 気のせいかな? 学校からの帰り道。

そんな鳴き声が聞こえた気がした。


今日は従兄妹のお兄ちゃん。

ともくんが家に来てゲームを教えてくれる日。


あと1時間ちょっとしたら来るみたい。お掃除しておかなきゃ。



弟の五次郎が今の状態になってから、家への来客は減った。


来るのは10日に一度ぐらいのお医者さんとナース。

そしてほぼ毎日、介護と掃除をしてくれる人。


私はこの原因となったであろう話。

五次郎が誰と喧嘩していたのかも知ろうとしなかった。




普通に考えていじめっ子とかなのだろうか位にしか身内贔屓の頭は回らなかった。


しかし、後に解ったのだが私が思っていた状況とは全然違う状況だった。


五次郎の喧嘩相手はクラスのリーダー的な女子。

そしてその子は五次郎と仲が良かったらしい。


付き合っているんじゃ無いかと周囲に思わせる位には。


そんな話を聞いたのは結構最近だった。

それはもう数ヶ月越しかの話しだった。


そこまで知って私が思ったのは意外にゴジのこと、知らなかったなって事だった。


何か変な感情が芽生え逃がすようにため息を付く。


でも現状ゴジは生きている。

微妙な状態だけどね。


もしも、仮にゴジが何らかの目的を持って行動しているのだとしたら、手を貸してあげたい。


意識や自我があるのなら話をしたい。

今がその時だとも思う。



最後にゴジと話した会話はアメンボが浮いているかどうかの話しだった……。


あの時もっと別の話にしておけば良かった。


アメンボと水の間には世界が詰まっているんだとか。

そこにワ○ピースがあるだとか。


永久機関がとか訳分からない話をしていた気がする。

ググっちゃ駄目なんだ。



そこにはロマンがあるのだから。



真実は知らなくても良いんだ、知ると水から落ちてこの世界に溺れるんだという自分ルール。



そういうものなの。



この際だからゴジと話が出来たらその話の続きをしようと思う。

ググってからね。



玄関からチャイムが聞こえた。ともくんかな。

私は水を浮くアメンボのように家の中を移動した。


すーいすいすい。

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