23話
今日は1時間得した気分だ。うひひひ。
実際は損だと言う事に気が付くのは来世なのだろう。
しかも美味しい物を考えていたら授業が終わっていたんだよ。
とっても美味しい授業だったんだようというスイーツな私。
多分そんなコトもあるよね。
でも結局もって結論は出なかった。
何食べよー。
「えちかは今日、何食べるのー」
「えっ…………早いって」
「…………いやいや、美味しいは今なんだよ!」
「んー。ならその時に決めた方が良いと思うケド……」
「…………それもそうだね。私の1時間は無駄になったようだ」
「さらおは面白いね。1時間どんなコト考えていたのか教えてよ」
「ええとね、色々な食べ物が戦ってたんだよ。バトル物だったね。熱い戦いがあったんだよ」
「…………バイキング的な感じかしら」
桃ちゃんが合流して早速学校を出た。
でもまだ時間あるんだよね。
「何処で時間潰そうかー」
「んー。大体2時間ぐらい丸々あるね」
「何か適当にお店でも見て回る?」
手前で降りて一旦デパートでも行く?
という話しになりデパートへ。
わたしはまだまだファッションには疎い方なので2人の話は凄く参考になった。
けれど多分わたしが考えているソレは配信時に着る衣装なんだよね。
基本わたしの配信時に映っているのは首から下とかお面とかお腹周りから下半身部分。
時には猫やウサギのぬいぐるみ。
極力バレない様に気は遣っているのだがえちかは私を見つけた。
恐らく天文学的、いや、運命なのかも。
洞察力というか、観察力なのか。
マスクを取られて見破られた覆面レスラー的なわたしはそこで諦めた。自らまな板へ乗る様な鯉の気分に彩られた。
瞬間に配信時には衣装じゃ無く書く遺書が必要なんじゃ?
とかそんな時までそんな感じの思考だった。
いや、普通に考えたらおかしい。
という思考に紐付くのは先の未来だった。
種はあったのだ。
実がなるぐらいには。
「おしゃれにお金を掛けると幾らあっても足りないね……」
「そうね。でも小物一つでも気に入った物を身につけるだけで気分も世界も変わるコトもあるわよ」
「さらおはそのままでいて欲しい」
「それはどっちにも取れる言葉だね……」
「それは……さらおが決めて良いんだよ」
「ああでもごじから貰ったブレスレットで未来は変わったね」
「アレが無ければ今日のこのお出かけも無かったでしょうね」
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