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123話

その場所は熱きマグマに支配された場所。



この世界は全てこのマグマに溶けて消えてしまうのではとも思えてしまう様な――――――――。


圧倒的な熱量と熱波。

空気が熱に溶けている状態。

生命はおろか、草木も此処には存在しない。


そんな思い出の地に私は戻ってきた。

そう。そうなんだよ。


此処で。私は彼等に騙された。あの時の私の思いが一杯詰まっている空間であり――――――――

私にとって、全てを失ったと言ってもいい場所でもあった。


目的は手段を凌駕する程に…………人の業を知ったんだ。



あの時。



今の自分なら……あの時の私を救えただろうか?

今の強さなら……彼等に対し良い勝負が出来るだろうか?

あとどれ位強くなれば……彼等を殺せるだろうか?

人を止めれば……彼等を私と同じ目以上にあわせられるだろうか?



何を選んだとしても……人として間違っている気がした。

その繋がる道は――――――――修羅の道であり。

人の業に尽くされた何か。




グルグルと渦巻く思考の輪。

答えなんかは無いんだ。私の中で……


私が――――――――彼等を……どうするかだけなんだ。


「着いたの……此処じゃろ? 地下7階は……」


「……でもあの時、天井とかが確か結構崩れ落ちたりしていたのですが……」


「ああ、それはの。フロアーに大きい瑕疵が出来るとフィールドは自動的に元へと戻る事があるのじゃよ」


「なんだか貸部屋みたいですね。その言い方だと……」


イトウさんにちょっと時間を下さいと話し彼等と過ごした場所を目指した。


そう――――――――この辺だ。

確かこの辺にジルさんが温度を調整する結界を張って、そしてこの辺に……。


さっきから気になっていたのだけど私が荷物を置いた場所に宝箱が置いてあった。


……まさかね。

宝箱を開けると私の荷物が……ある訳では無かった。


一瞬何かの音がしたと同時に何か見えた気がしたけど気のせいだ。中身は空だった。


確か此処で、ブラとショーツを畳んで町娘一式+4を置いた。

その上に重石を置く様にあの木刀も此処に置いたんだ。


宝箱に入っているとか――――――――考えちゃったけどそんな事は無かった。


「すぅーーーー。はぁーーーーーーーー」


うん。

コレで踏ん切りがついた。

感覚だけど、自分の墓参りを済ませた様な……そんな気持ち。


よし、次に進もう。

彼等との思い出は一旦此処で捨てて、強く…………。


彼等に対抗出来るぐらいに、圧倒できる位に強くなろう。

そう、そう今決めた。


「…………イトウさん。用事、済みました。ありがとうございました」


「…………そうか。今日はもう帰ろう」


最後に私が祈りを捧げた場所『辛辣なる愚か者』の方を見て涙を捨てた。もう迷うな。


そして私とイトウさんは地下200階層の壁の中の家に戻ってきた。


降りたら降りたでまた酔う感覚とか肩にのし掛かるような重圧とかが凄くて……私は1時間ほど動けなかった。


イトウさんは「もう儂は駄目じゃ、先に寝る……」と戻って来たその場で全く動かない。


動ける様になってからイトウさんに毛布を掛けておいた。





食事とかお風呂とか、日常的な事を終わらせて、部屋で何の気なしに今日手に入れた宝箱をもう一度開けてみると中から宝箱一杯の財宝とか各種マジックアイテム。


そして私の下着と町娘一式+4。

更にはメイン武器の木刀が入っていた。



「えーと……………………どゆこと?」



次の日、イトウさんから新たなミッションを言われた。

今度は別の階層をまたいで敵を倒しアイテムを手に入れるんだって。

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