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101話

敵、マンティスを倒した。



「お疲れ様」とサマーさんは皆に話し、拳と拳を当てて廻っている。


私の所にも来て、彼女はしゃがみ、柔らかい表情でお疲れ様と拳を出した。


私はニコッと笑って遠慮がちに拳を当てた。




ジャッジさんがパーティの皆を治療して廻る。

エクスパンドさんが一番ダメージを受けていたみたい。


……多分、私が後ろにいたからかな。


さっきはありがとうとエクスパンドさんに話すと彼は「問題ない」

と一言。



今回の戦闘は問題が山積みな私へと話してくれた。


今回の敵。マンティスの攻撃は前もって聞いていた攻撃だったけど対応は出来なかった。

多分、他のパーティの面々はマンティスと戦ったことがあるのだろう。


しかし、初見でも、だからと言ってなんだ。

私が足を引っ張っていたのは事実だ。次に、繋げないとなぁ。



全体的には結構なダメージを受けたみたい。

との事で30分ほど休憩を取りましょうとサマーさんから話が合った。


この階層、後は降りるだけ。


そして次は6階層。

今回の私への依頼は7階層にあると言われているとある場所で祈りを捧げること。

もう少しだ。頑張れ、私。



「……さらお」

「あ、ジルさん……」


最近なんとなく私にはツンツンのジルさんが話しかけてくれた。


「…………此処までの敵はどうだった?」

「はい。……結構強いですね、やっぱり」


「……そうだね」

「――――でも、もう少しですよね」


「…………うん。……さらおは――――いや、何でも無い。今回の攻略に参加してくれてありがとう。ごめんね、敵――強いでしょ」


「あっ。……あはは、そうですね。今の私には大分荷が重いです」


「分かるよ、でも、それはもう少しだから。実質……後は進むだけなんだ」

「えっ? それはどういう?」


「ええと、もうね……祈りを捧げる『辛辣なる愚か者』迄は敵は出てこない事になっているの」

「…………は?」


敵が出てこない。

…………ジルさんはそう話した。

あ、なっちゃんに呼ばれているから行くねってそのまま行ってしまった。


…………なっちゃん。

と言いサマーさんの所へとジルさんは行ってしまった。


――――そうか、なっちゃんなんだ。

サマーさんは。




「大丈夫か?」


ジルさんとの会話を考えていたらエクスパンドさんにが私に話しかけてくれた。

珍しい……。


「あ、はい……大丈夫です。あ、あの……先程はありがとう御座いました」

「いや…………問題ない。お前にはこのダンジョンはまだ辛いだろう」


「……そうですね。中々です」

「…………そんなお前にコレをやる」


「えっ?」


エクスパンドさんが私に渡したもの。

それは輪っかになっている何かのアクセサリだった。


「それは足に付けるアクセサリーでレアものだ。困った時、ソレに祈ると良い」

「……何か、助けてくれるんですか?」


「…………そうだな、お腹が空いたときとか、喉が渇いたとかの欲が有るときが良い」

「――――変わってますね」


「ああ……今回は手伝ってくれてありがとう。本当に助かった」

「……………………いえいえ」


元々寡黙な彼、エクスパンドさんにしては凄く話してくれた。

話し疲れたと言い彼は去って行った。


そこにいるけどね。……しかし何でアクセサリーくれたんだろ。

しかもレアものだって。


あんよに付けておこっと。……アクセサリを足に付けたらまたぱぁーって瞬間的に光って消えた。

『最後の糧のアンクレット』を取り込み最適化しました。


…………と頭の中で言葉が響いた。

うううむ……最適化って一体何なんだろう?


折角あんよに付けたのに消えちゃった。

アクセサリー関連で消えていないのって始めから付けている五次郎から貰ったブレスレットと、デパート、あ、商業施設の屋上で貰ったアクセサリー2個。


この3つは消えないんだよね。何か理由が有るのかしら。

ブレスレットは確か『身代わりの代償』


首に掛けているアクセサリーは『白龍王の胆石』と『夢幻の朧石』って言ってたかな。うん。



休憩が終わり。


そろそろ行こうとサマーさんから集合の合図があった。

もう少し、頑張るぞぉ。

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