隠し通路の捜索
~翌日~
イーシャとアッファー。
2人のお姉さんに抱きしめられる形で目覚める。
ベッドが3つあるのに、俺を放してくれなかった(´・ω・`)
寝心地は良かったけど……(*´ω`*)
とりあえず2人を起こさないように起き、軽くストレッチ。
町の様子も見たいから、様子見を兼ねてランニング。
デュエロス・パートルの決勝トーナメントまでの時間もあんまりない。
限られた時間でやれる事をやらないと。
早朝だからか、通行人は少ない。
だけど、道端で寝てる人もちらほらいる。
昨日のイーシャの言葉を思い出す。
少しずつ、仕事が無くなってる冒険者がいるんだろう。
……クエストを受けないと。
食事を済ませ、ギルドへ向かう。
受付のお姉さんは別の人だった。
「あの、ノーザン・フェルマーです。俺にしか受けれないクエストがあるって聞いてきたんですけど……」
「受けるのですか?」
「え? あ、はい。そのために来たので……」
「冗談です。こちらです」
良く分からないボケをかます受付のお姉さんから紙を受け取る。
なになに?
『クエスト領域内の隠し通路の調査』
……。
呆然とする俺に地図を持たせる受付のお姉さん。
「では、頑張って来て下さい」
お、俺じゃない方が良くね?
隠し通路なんて探した事無いぞ?
え、って言うかそもそも隠し通路なんてあるのか?
とりあえずやってはみるけど……。
グオオオオオオ!
倒れるオーガロード。
……なるほど。
廃墟に入り納得。
モンスターが異常に強いのか。
油断は出来ないから両足にサンダー、両手にファイアを纏ってる。
当然こうなった状態でランタンは持てないから、拳を明かり代わりにする事にした。
でも、隠し通路なんてあるのかなぁ(;^ω^)
冒険者がその辺は何か探してるんじゃないのか?
って思うけど。
角を曲がろうと思った矢先にファイアが飛んで来る。
あっぶね!
サンダーを纏って無かったら直撃だった。
バンシーが顔を出す。
また上位モンスターか……。
とりあえず数を減らそう。
隠し通路は後回しに、俺は出て来るモンスターを片っ端から倒していった。
ふぅ……。
最後のモンスター。
ガーゴイルを無事に倒す。
こんな建物の中に何で翼が生えたやつまでいるの(;^ω^)
って思ったけど、多分転移だろうな。
モンスターの生息場所までは覚えてないけど、翼があるモンスターが何でここに迷い込んでるのって感じだし。
とりあえず安全な事を確認しつつ、隠し通路っぽいのが無いか探す。
廃墟は3階まであるけど、隠し通路があるなら1階だろうな。
試しに軽く叩いてみるも、重い感触。
中が空洞って事も無い。
叩いて回るも、それらしいものは無さそうだ。
……うーむ。
そもそも本当にあるのか?
他の場所も行ってみるしかないか……。
モンスターの墓場と言われる場所。
地下にあるその場所は、ワイトやリッチがわんさかいた。
中の広さ的にドラコリッチはいなそうだ。
まあ、広かったら別の日に調べようと思ってたんだけど。
ただ、ワイトとリッチでも相当強い。
一撃で倒せるは倒せるけど、こいつらは集まって魔法を乱射してくる。
ハイキックで最後の1体を倒すと、サンダーが切れる。
ふぅ……。
ファイアはまだ消えなくて良かった。
モンスターの墓場ってくらいだから、またモンスターが出て来るかもわからない。
サンダーを再び両足に纏い、素早く何かないか探す。
スケルトンらしき骨はあるんだけど。
それ以外はやっぱり無いなぁ。
骨をどかしてみる。
土があるだけで何も無さそうだ。
うーむ……。
とりあえず壁の方も隅々まで見たり叩いたりしてみる。
……。
何も無い(´・ω・`)
とりあえず、今日は引き上げよう。
お腹もすいたし(;^ω^)
ロイバーに詳しく聞いてみよう。
これ以上闇雲に探しても無駄だろう。
モンスターの墓場から出ると、もう夕方になってた。
昼ご飯も食べないでやってたのか……。
でも、仕事を通して戦いのシミュレーション的な事も出来たのは大きいな。
良し!
俺はランニングで町へ戻った。




