忙しい日常風景
ジネカとウィルから報酬を貰い、別れる。
ドラコリッチは追加分の報酬って事で別途支払われるのにジネカとウィルはホクホク顔だったのが面白い。
依頼を終え、俺は傭兵ギルドの事務室にいる。
「ドラコリッチが地上の廃墟にいやがる事は通常あり得ない事でやがる。巨大死獣系最上位でやがり、モンスターの墓場に生息しやがる」
「何かをしてる誰かがいるのに、肝心の誰かが分からないのは気持ちが悪いですね……」
「それだけでやがらない」
「はい?」
「君を魔力切れにまで追い込みやがったドラコリッチを転移させやがった事実でやがるわ」
「……」
やばいレベルの強さを持ってる。
エイリスが言いたいのはそう言う事だろう。
一撃で切り伏せたエイリスと同等。
或いは考えたくも無いけどそれ以上……?
「それはおいおい考えてやる事にして、次の仕事をしやがりなさい」
「……まだあるの(;^ω^)」
「ひと月近く帯同してやったんだから仕事が溜まりやがってんのよ(# ゜Д゜) 文句言いやがらない事ね(# ゜Д゜)」
「ごめんなさい(´・ω・`)」
あ。
言うのを忘れてた事があった。
「レーグルとの決闘の前に俺の弱点を細かく教えて貰ってありがとうございます」
俺を見るエイリス。
「多分、あれが無かったら負けもありました。普段のトレーニングからも考えなきゃダメだと。お礼を言うのが遅くなりましたけど……」
「ふん。当然でやがるわ」
何だそんな事かって言うかの如く、エイリスはため息をつく。
「君はラズリ傭兵ギルドの傭兵でやがる。つまりは私の部下でやがる。誇りに思いやがりなさい」
「……はい」
「下らない話が終わりやがったならさっさと次の仕事に行きやがりなさい(# ゜Д゜)」
「下らない話違いますがな(;^ω^)」
もしかしたら恥ずかしがってるのかと思うとちょっと面白かった。
言ったら何されるか分かんないから言わないけど(´・ω・`)
次の仕事。
……アミーラの護衛だ(´・ω・`)
「どうして私を廃墟に誘って下さらなかったのかしら(# ゜Д゜)」
「いや、めっちゃ危ないモンスターもいたんで(;^ω^)」
どこから聞きつけたのか、アミーラは俺がバンシーやドラコリッチを倒した事を聞きつけてた。
護衛しながらその時の話をしてあげるのが仕事。
仕事……じゃないでしょこれ(´・ω・`)
「私が物凄い爆発音を聞いたからですわね! ギルド長に直接連絡させて頂きましたわ! おーっほっほっほ!」
「お嬢様。飲み物でございます」
「ドゥヴァ! いつも感謝するわ!」
突っ込みが追い付かない(;^ω^)
「でも、俺モンスターの断末魔とか覚えてませんよ(;^ω^)」
「状況を説明して下されば後はこちらで妄想するから心配ないですわ! おーっほっほっほ!」
……頭おかし過ぎるでしょ。
長時間に渡ってアミーラに話を聞かせ、もう何か昇天するんじゃないかってくらいの顔になったところで帰って来る。
風呂にも入らず、部屋のベッドにダイブする。
疲れた……。
決闘と戦闘の違い。
常に死と隣り合わせって事。
それによる疲労だろう。
ドラコリッチを転移させれるほどの強者がいるなんて想像も出来ない……。
とりあえず明日はアユムに決勝トーナメントの相手を見せて貰って……。
……zzz。
~翌日~
朝のトレーニング、町の見回りも兼ねたランニングを終え、俺はアユムの部屋に来てる。
(#^ω^)って顔をされたけど、決勝トーナメントまでの時間が惜しい。
仕事の依頼もあるし、空き時間を無駄にしたくない。
「私も仕事があるんですけどね(# ゜Д゜)」
「そこを何とかお願いします(゜-゜)」
「その顔止めろや(# ゜Д゜)」
「口調! 口調!」
「はぁ……。 全く」
目を閉じ、アユムは俺に魔法をかける。




