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チート魔法の攻略法~俺は異世界でも事前準備で無双する~  作者: 広田香保里
1章~デュエロス・パートル編~
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魔陣札の解析

 コンフューズは人間にはかけられないってアユムが言ってた気がする。


だったらモンスターにはかけれるって事だよな?



「マイルー!」



 俺はマイルの元へ走って行く。



「何か見つかった? フェルマー」


「コンフューズって基本魔法か分かる?」


「え? 基本魔法だよ。でも、それがどうかしたの?」


「魔陣札の切れ端か何かを探そう。考えたんだけど、外に出たからって必ずしもオーガが人を襲うとは限らないんじゃないかって」


「確かにそうかも……うん。探してみるよ」



 詠唱は使わないだろう。


仮に落ちてたとしても、冒険者が使ったようにしか見えないし。


でもそれでも良い。


ランタンを近付け、紙切れみたいなものを……あった!


切れ端じゃなく全部残ってるもの。


魔法陣が無いから、使われた後だな。



「フェルマー! 見つけたよ!」


「俺も見つけたよマイル!」



 とりあえず集められるだけ集めるか。




~その日の夕方~


 見つけた魔陣札は30枚を超えてた。


それをMr.ヴォルセブの元へ。


マイルと一緒に経緯を説明。


Mr.ヴォルセブは、うんうんと頷きながら俺達の話を聞く。



「なるほど。オーガロードが何かしらの魔法攻撃を受けた後に転移し、人間を襲わせた可能性があると言うわけですね」


「はい。それにこの魔陣札。いくら何でも多過ぎる気もしたので……」


「では、どんな魔法が仕込まれていたのか解析しましょう」


「え!? そんな事できるんですか( ゜Д゜)」


「勿論です。そもそもこの魔陣札は私が作った物なんですから。悪用されてもすぐにこうして解析が出来るようになっていますよ」



 しれっと言い、Mr.ヴォルセブの持った魔陣札が光る。


魔陣札に魔法陣が浮かび上がる。


はえー……。


やっぱとんでもない人だな……。



「こちらの魔陣札に埋め込まれた魔法は、確かにコンフューズですね。ですがモンスター討伐において使用する可能性は充分にあります。全てを一気に解析してみましょう」



 魔陣札を重ならないように並べ、両手をテーブルにてのひらを下にして置くMr.ヴォルセブ。


テーブル上の魔陣札が一気に光り、魔法陣が浮かぶ。



「ふむ……」


「どうですか? Mr.ヴォルセブ」


「全てがコンフューズのようです。これは間違い無さそうですね」


「マジか……」


「因みになんですけど、僕が来る前にここからどれだけのモンスターが出て来たんですか?」


「100体は軽く超えていたかと。なので殲滅を決断したわけです」



 そんな大量のモンスターに魔法をかけ、人間を襲わせた。


酷い事をする奴がいたもんだな……。



「フェルマー君、マイル君。ありがとうございます。依頼完了です。報酬についてはエイリスの方に既に渡してありますので。今日はもう遅いので、明日にでもラズリに戻って頂いて結構です」


「分かりました。ありがとうございます」


「こちらの魔陣札は更に解析を行い、いつ使用したのか。どこで売られたものなのかまで調べます」



 Mr.ヴォルセブは魔陣札を回収し、部屋を出て行く。




店を出るとすっかり暗くなってた。


時期まで分かるのか……すげーな。


それでもシェラの町が明るいのは、シャボン玉みたいに浮いてる花びらが光ってるからだ。


綺麗だなぁ……。


いかがわしい店はあるけど、大通りはこうして明るいなら治安も良さそうだ。


晩ご飯はどうしよっかな……。


どうせだから宿以外で食べたいな。


大人になってたらいかがわしい店行ったり、酒場に入って酒を飲んだりしたいけど(´・ω・`)


断腸の思いで我慢して、食堂のような場所に入る。


意外にも店内にもシャボン玉がふわふわ浮いてる。


でも、中に入ってるものが宝石みたいなものだ。


何か違うのかな?

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